八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

静かなパソコンづくりへの挑戦7(K6-2/450熱対策編)

1999年のウェブページにタイムスリップ
当時書き起こしたウェブページは、既にブログ風でしたので、そのままの時系列で移植してみました。
詳しい説明は、ホームとなるページ をご覧ください。

ではここから下は、当時のままに・・・

静かなパソコンづくりへの挑戦7(K6-2/450熱対策編)

[2000.01.15]Up [2000.02.01] LastUpDate

1998年暮れに取り組んだ静かなパソコンづくりは1年を経て当初から考えていたK6-2 CPUを載せることができた。(単なる金銭的問題で安くなるのを待っていただけですが・・・)


[K6-2と放熱対策について]

233MHzのときは30Wの発熱があり放熱性を良く考えなければならないものであった。それ以降のK6-2CPUは30Wになるものはなく25W前後と聞く。今回取り付けたK6-2/450もそれくらいのようだ。それでもファンをゆっくり回して騒音をなくした静粛PCの場合はとくに気をつけないといけない部分である。この静粛PCはK6-2も載せることを見込んでアルファ製のヒートシンクや大型ファンなどをつけて対応するようにしていたことは前述のレポートのとおりだ。

実はK6-2/450の前に少しだけK6-2/400 Boxタイプを着けていたBoxタイプというのはK6メーカーのAMDがCPUにヒートシンクとファンを付加した状態をパッケージにして販売しているものである。このヒートシンクとファンはすでにCPUに取り付けてあり外す事はできるのかわからないぐらい強力についている。このCPUでのデータも取ってあるので参照されたい。

C6-200のときはしなかったが、K6-2/450にはヒートシンクへの熱伝導をよくするためシリコングリスをCPUとヒートシンクの間に少量着けたみた。

(ちなみに昔Pentiumが世に出たころ、このシリコングリスをはみ出るぐらいに塗って往生した事を思い出してしまった。これではかえって熱伝導的にも逆効果らしい。極薄に空間を作らず塗るのがポイント。)

[結果]

いずれも室温20℃で数時間放置後WWWコンテンツを書きながらのの計測だ。
AsusTek P5-Aの既設計測システムを使った。

  • K6-2/400 BOX Type : 51℃
  • K6-2/450 +         アルファヒートシンク(シリコングリス塗布)         : 45℃

Boxよりアルファヒートシンクの放熱効果が高いのは歴然としている。クロックアップ派に受けるのはわかるような気がする。私のはゆっくり回るファンだがこれに普通以上のファンをつければ更に冷え冷えであろう。

趣旨とは関係ないがベンチマーク結果もしばらくの間載せておく。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種
Processor AMD K6 3D 451.0MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step C]
解像度 800x600 1677万色(32Bit)
Display XPERT 98 (日本語)
Memory 64,516Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2000/ 1/15 22: 9

SCSI = Tekram DC-390 PCI SCSI Adapter
HDC = ALi Bus Master PCI to IDE Controller
HDC = ALi Primary IDE controller (Ultra DMA)
HDC = ALi Secondary IDE controller (Ultra DMA)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = IBM-DTTA -351010 Rev T56O
D = FUJITSU M2512A Rev 1508
E = YAMAHA CDR200t Rev 1.0q

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
12737 27458 33957 12150 3868 7905 96 16 9751 6713 16916 C:10MB

[更にソフトウェアで]

WindowsNTにはアイドル時にHalt命令をCPUに対して行い必要以外CPUが動作しないように行っているという。

そうであればCPUの発熱にも何らかの違いがあると思うのでWindows98とNT系のWindows2000で早速試してみた。
いずれも室温20℃で何もしない状態で1時間ほど経過してからの計測だ。
AsusTek P5-Aの既設計測システムを使った。

  • Windows98SE:45℃
  • Windows2000RC2:35℃

結果は思ったとおり以上の違いがでた。

普通は何らかのソフトを使うと思うので実際にWindows2000上でソフトを動かし作業させると、この35℃も40℃半ばぐらいに上がってくる。しかしWindows98では50℃を超えることはあってもWindows2000ではどう作業させてもなかった。そして、その作業を1分でも止めると35℃付近に下がってくるのだ。

このようにWindows2000を使うことによって熱対策に有効であることがわかったのだが、Widows2000に速切り替えろというわけにはいけないので、Windows98でも同じような効果のあるユーティリティソフトを使ってみました。

使用ユーティリティ:Mihari InternalX Plus + Lain v1.0.1b.95-98.

この手のソフトは他にもあるのですが国産ソフトでヘルプなどが日本語という使いやすさで選びました。

使用しみると何もしない状態で37℃、このようにHPを書きながらを計測してみても40℃とWindows2000とほぼ同じ状態になりました。

Re01 [ホームへ戻る]