八百万の森

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エアコン洗浄を自分でしてみたら結構エコだった:必要な物と作業方法

今回のエアコンは、自宅で4年間ほぼ毎日使用したものです。

フィンの部分はスプレー缶タイプの洗浄剤でシーズンごとに洗浄していましたので綺麗でしたが、羽根の部分に黒カビのようなものがぎっしりこびりついた状態になっていました。

タイトルに「してみた」なんて初めてするような言い草ですが、実は何度かエアコン洗浄をしたことがあります。今までポリエチレンシートをテープで貼り合わせた自家製エアコン洗浄カバーを使用していましたが、市販品で清掃するのは初めてですので改めたタイトルにしました。

市販のエアコン洗浄カバーの使い心地も含めて記録します。

必要な物
  1. エアコン洗浄カバー 1500円強
  2. 手動噴霧器 (フィンにやさしい圧力となる)1500円強
  3. 洗浄剤(以前の残り)2000円強
  4. ゴム手袋(バイク整備用に買っていたもの)
  5. ゴーグル(ダイソーの樹脂製)
  6. バケツ(その辺にあったもの10L容量)
  7. 45Lポリ袋(いつもゴミ出しに使っているもの)

(購入した手動の噴霧器は一般的には園芸や農作業用)

今回は手持ちの物がありますので、1.と2.しか買っていません。

一から揃える場合、家庭であるもの以外に通常3.も買うことになると思いますが、1.2.3.の3点揃えてもAmazonで合計5500円ぐらいです。

(エアコン洗浄カバーはゴムが日本製という物を買いました)

あと5000円ぐらい足すと業者に依頼できるぐらいの値段になるよねぇ・・・

という方は、調べていますね~。

そうです。しかし、これらの資材は最低3台分は使えます。洗浄剤を規定の範囲で薄めると6台ぐらいいけるかもしれません。

エアコンが多数ある、もしくは2,3シーズンぐらい毎度1台を洗浄するぞという予定で、かつ「DIYなんか朝飯前の運動だよ」、「面白いじゃん」という前向きな方に最適な方法と思います。

作業方法
  1. コンセントの差し込みを外す。
  2. してエアコンのフィルターやカバーを外します。

  3. エアコンカバーを設定。
    ・・・市販品は作製準備が要らないから楽です。エアコンの裏にの隙間があればそこに少し引掛けてサクっと設置のはずですが・・・びよ~んと外れて何度か失敗しましたが、何とか被さりました。思い切って一気に引掛ける感覚が必要です。
  4. まわりも養生:45Lのポリ袋を割いて広くした状態でエアコン下の床などを防水養生します。
  5. バケツ(通常の10Lぐらいサイズ)を備え付けてセット完了。
    (カーテンはこの後に汚れ防止のため外しました)

  6. 手動噴霧器に10倍から20倍に薄めた洗浄剤を入れます。
    買った噴霧器は4Lタイプでした。
  7. 噴霧器をキッチリ閉じて、手動ポンプで圧力をかけます。安全弁がプシューと開けば準備完了!
  8. 噴霧器の噴射は直線状かやや噴霧状態にすると良いようです。その状態で汚れている部分に洗浄液の水圧を当てます。
    (噴霧器の先は回すと直線状や霧状に変更できます。)
  9. 5分待つ。
    洗浄液がまんべんなくいきわたったら5分ぐらい置けば良いそうですが、4L使い切るために当て続けました。そうしているうちに5分以上余裕でいきます。今回はアルミのフィンよりファンの羽根部分の汚れが酷いので、そこを重点的に洗浄しました。洗剤を当ててすぐに黒カビのようなものが落ちてきて、およそ落ちきったところで4Lすべてがなくなりました。
    (アルミのフィンの場合、長時間洗浄剤をつけすぎると腐食が進み、よろしくないのかと思いますので、説明通りの時間を目安にした方が良いでしょう。それならば2Lぐらいでまんべんなくいきわたらせることができそうです。)
  10. 噴霧器内を水に入れ替えて洗浄剤を洗い流します。
    メーカーの商品によると専用のリンス材で中和しながら保護ずるらしいのですが、水で洗い流しました。

  11. 良く乾かします。

以上で完成。

注意点

これまでの経験から注意すべきと思ったことがいくつかあります。

  • 軽作業をしても暑くもなく寒くもない気候の良いときでないと、暑さ寒さの苦痛が伴いますので注意が必要です。
  • 洗浄剤が肌に着くとヌルヌルとします。そして肌が荒れますので、手袋やゴーグルなどで身体を保護する必要があります。
  • 噴霧器は圧力がかかる装置ですから、加水分解を懸念して、それに耐えるだけの時間的寿命が設定されていますので注意です。
    (手持ちの噴霧器は寿命お知らせラベルが付いていました)

  • 防水対策:エアコン洗浄カバーをしても思わぬところから水が漏れてくるので、周りに洗浄剤が付いては困るものは片付けて、片付けられないものは防水の養生をしましょう。
    (過去の経験から汚れた洗浄液が畳に落ちると染みになってとれません)
  • 電気回路部分に水がかからないよう、かかった場合はショート防止のためしっかり乾かす必要があります。
  • 乾くまで養生:エアコン下などの防水養生はエアコンが乾くまでそのままの方が良かったです。内部に残った水滴がいつの間にか落ちて染みになったという経験もあります。
作業後

風量が全然違います!

ここ1年ほどは、エアコンのコンプレッサー音が気になるぐらい、室外機の方で全力になることが多いなぁと感じていたのですが、どうも羽根の目詰まりによる風量不足で部屋の温度が設定に達しなかったようです。・・・非エコな状態でした(/ω\)

アルミのフィンと羽根の両方ともほぼ汚れが落ちてすっきりしました。この洗浄剤は、タバコのヤニ汚れやチリ埃汚れが擦らずに落ちてピカピカになるので、いつも劇的ビフォーアフターのような感動があります。

エアコン洗浄カバーは、すぐに別の作業に使用するよていがないので、きれいに洗い直して乾かし、次の番まで保管することにしました。

以上のとおり、財布にも環境にも優しいエコなエアコン洗浄ができました\(^o^)/

余談)噴霧器はサッシの隙間汚れなどの洗浄にも使えましたので、圧が低めの高圧洗浄機代わりにもなりそうです。

Amazonで探してみました

 自分も使った必要な3点を紹介、まずはプロ仕様洗浄剤(3台から6台分)

 便利でした

 肩からぶら下げて使います