今回はシステムキッチン本体でないですが一部とみてキッチン回りのタイル目地についてです。
このキッチンの目地色は黒色ではなく汚れです。もとは白色の目地だったはずです。
色の原因は油とタバコのヤニの融合でしょう。
果たして白色に戻すことができるのでしょうか。ここまで黒いとなんだかとんでもない挑戦をするような気がしますが、以前に別の部屋で家内に同じような目地の掃除を任せたら、いつの間にか真っ白な状態に戻していたのです。
だからできるでしょうという確証を持ちつつ、とりあえず急ぐところで塗装が入る部分の横だけ、120番のペーパーサンドを軽く掛けると白くなりました。
しかし、これでは削っていく感じです。昔、友達の家に行くと「ちょうど良いところに来た、スプーンで目地を擦って綺麗にして」と手伝わされたことがあります。やり方はそれと同じです。
この方法でも良いのですが、削りすぎたところには後で目地を補填していました。
これは早々に綺麗になりますが、目地やタイルを傷つける可能性があり結構力が要ります。補填作業も要るのであまりしたくないです。
他の方法もあるはず。
洗浄成分の入ったクレンザーなども使ってみましたが、いま一つ・・・
そして答えを聞くべく確信もとの家内に聞くと・・・
重曹パウダーにセスキ洗浄液を混ぜて重曹ペーストを作り歯ブラシに練り込んでこすり落としたというのです。
実際にしてみますと、なるほど汚れが落ちてきますが限界があるようです。
写真中央縦の目地で試した結果、ある程度白くなりました。
でもこれで完全白化しようとすると、そのさきやはり力と根気が要ります。
もう少し簡単にできないかなぁと、ということで、ある程度擦って拭き取った後にセスキをかけてパックしました。
この方法を進めた結果、向かって左半分が施工済部分。右半分は未施工部分と明らかに違いが出ました。
右部分の汚れがコンロもあるため酷いです。
本当に白くなるのでしょうか。
白くすることへの追求実験的なものを進めます。
ドラッグストアでタイル目地の清掃にOKという物を見つけました。
過炭酸ナトリウムです。
これを使うと漂白できるらしいです。
漂白・・・汚れとして見える色を化学的に変化させて白色に見えるようにする。汚れ自体を落とすのではなく変化させることで白くなる。
いいじゃないですか。これも使いましょう。
使い方は重曹と混ぜてペーストにして使うとあります。重曹ベースで進めてきたのでちょうど良いです。
あらかじめ黒色から薄茶色ぐらいまで目地を擦り洗いした後に、その方法を行ってみました。
さぁどうでしょう。
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おほっ、白くなった。
そこだけ新品、タイル施工したてといっても良いかもです。
まぁ、少し骨の折れる作業ですが、力仕事でもないので、他の作業合間にちまちまやっていくことにしました。
とりあえず正面のタイル目地はご覧のとおりだいたいできました。
白色っていいですね!
まだ完全に作業が終わっていない側面のタイル目地と比べても、白さの違いが分かります。
そしてトップの写真と比べてみれば歴然です。
古家DIYといってもクリーニングの方が合理的に良い場合は徹底的にクリーニングします。
諦めそうなタイルの汚れもクリーニングで新品のように白色化できることが分かりました。それにしても真っ黒といってもいいぐらいだったものが真っ白になるのは驚きです。
ここまでできたら、継ぎ目のコーキングのやり直しでキッチン回りは蘇ると思います。
Amazonで探してみました
重曹は100均にあっても過炭酸ナトリウムはみかけないですね