確定申告の時期ですねぇ。
- 不動産:収入・減価償却・各種費用
- 各種控除:医療費・保険・寄付・etc
不動産賃貸を始めると10万円以上の控除が付いた青色申告をするためには会計処理が必要になります。
小生はクラウドの会計ツールなど使わず、Excelで複式簿記もDIYでしています。
確定申告のたびに毎回、「こういうことか」といった理解の発見があります。・・・あっていいのか?
Excelといってもシェアウェアになっているツールを使い少しだけ手間を省いています。
「エクセル簿記/ExcelB」
このExcelツールを7年使ってみて、よくできているのでちょっと記録しておきます。
たぶん、簿記の知識があやふやになっていても使いこなせるのではないかと思います。(小生がそうです)
そして、不動産賃貸収入の確定申告も対応できています。
エクセル簿記の大まかな使い方イメージ
年度ごとに「エクセル簿記/ExcelB」不動産ファイルを用意して仕訳帳を作ります。それができれば科目ごとの元帳もできあがります。
減価償却も物件ごとに必要データを入れると計算してくれて、そこから資産台帳も自動的にできあがります。
これらのデータから貸借対照表も自動作成されるので、確定申告に必要な書類が一式できてきます。
まぁ、不動産が増えるごとに不動産ごとの元帳を持ちたくなって科目を増やしたくなるのですが、所定の科目以外を増やそうとするとロックを解除するために有料(といっても安い)のパスワードが必要なんですねぇ。
あらかじめ設定された科目だけでも最低限の複式簿記ができるので、細かいところを望まなければ実用できます。
まぁ、小生は現金・預金残高の繰越記帳をせず、年間収支と建物資産管理だけとして実のところ完全な複式簿記にはなっていません。10万円控除の場合は複式簿記は不要ですので、後の確定申告作成コーナーで必要となるデータもこれくらいまでで十分です。
確定申告等作成コーナー
国税庁のホームページにある確定申告等作成コーナーで「エクセル簿記/ExcelB」ではじき出された数字を打ちこんで確定申告書を作らせています。
ここは数字を入れると自動計算してくれるので作らせている感覚です。
ただ、国税庁の簡単な解説やGoogle先生に突っ込んだ解説の検索などして理解を深めてきています。(冒頭の「こういうことか」がうまれる行動原因)
ほかに「エクセル簿記/ExcelB」と確定申告コーナーで同じ内容の書類が重複してできますので、今はエクセル簿記の方を確認用に使っていたりします。
そして昨年からは手元にマイナンバーカードのICチップ読み取り可能なスマホが余っていたので、それをカードの読み取り機にして、e-TaxからデータのままWeb提出するようにしました。
それまで封書に入れて送っていたのと比べれば雲泥の差で楽になりました。控えも書類もPDFやデータのまま保管できます。
Webで作成するデータは最後のところで保存しておくと、次年度の確定申告書作成のときに過去のデータとして読み込ませることで、再利用可能な項目のデータが反映されるので便利になります。
納税
納税は口座振替にしておくと3月15日までの納税でなく、4月20日を過ぎた頃の日付(2024年は4月23日)で口座から自動的に落とされます。
つまり、納税を1か月ぐらい先延ばしにできています。
※申告書は期限内に提出する必要あり