実は自分で普段使用している大阪マンション1号、2号ともに洗浄便座なんていう物はなかった。
設置できるようコンセントはあるが、何十年も使わずじまい。
3号、4号は、借りてくれる人のために新品を設置、5号は、前オーナーがトイレのリフォームをして間もない状態だたので殺菌洗浄してから継続使用しています。
なので、自分の住むところだけ無いといった状態でした。
歳のせいか、紙だけでは自分自身の耐久がなくなってきたので、とうとう我が家にも付けることにしました。
とうことで、設置作業自体は3号、4号でDIYにより済ませているので問題ありません。
4時に目が覚めてしまったので、朝飯前に設置してみます。
早朝のため、皆様を起こさないようそろりそろりと物音立てずに作業開始。
洗浄便座は東芝のSC-300です。清潔性を優先して貯湯式でなく瞬間式にしました。
ウォシュレットは、TOTOの洗浄便座の製品名ですので、東芝製ならウォシュレットと言ってはいけないですが、洗浄便座=ウォシュレットのような認識になっていますね。
それはさておき、1号の部屋に置いていた新品をそろそろと2号の部屋に運び入れ開封の儀です。
内容物を確認したところ、必要な部品と工具はすべて製品のセットの中で揃っていました。
設置説明書も専門業者向けでなく、一般人向けに作られていました。
これだと、水道部品の固着が無ければたいていの方は作業ができると思います。
もしも固着していると、水道成分の石灰が原因の多くですから、叩いたりしてショックで崩し、力の入れやすいレンチが必要になると思います。
取り付け作業
1.古い便座を外しました。
画像のこの順番で樹脂製のネジが留まっていました。樹脂製ネジは専用ですが、グリップのあるゴム手袋をしていると緩めることができました。洗浄便座に含まれる黒い道具でも合致して外せるかもしれません。
2.水管を外す前に、止水栓か手前の水栓を閉じて、少々でも水が漏れるので水受けと雑巾を用意しました。
さらに自分の場合はモーターレンチを用意しました。付属のレンチだと力が入りにくいのでね。
3.取り外し完了。
ここに付属の分岐を付けます。
【注意ポイント】
外した後の接続部分は奇麗に汚れを取り除きます。
汚れで凸凹があると微妙な水漏れが発生することになります。
東芝の場合、分岐部品は一般の水道に使っている汎用品が付属しています。
ちなみに既にINAX製の洗浄便座の更新だったりすると分岐は製品ホース側がカチッとはまるタイプの専用品のため互換性がありませんから、その場合はこの一般的な分岐に入れ替えます。
4.分岐の仮取り付けができました。あとで位置合わせなどをするので、完全に締めこんでいません。
分岐の取り付けも完了しました。
5.タンクへの配管を仮止めします。(手締めまで)
6.洗浄便座を固定する部品を用意して仮組しました。
7.それを便座に仮固定します。
位置は手前気味に大体で合わせて、タンクとの間を測っておきます。
8.仮に本体をセットして位置を調整します。
先に便座に仮設置した部品に手前からはめ込みスライドさせ、カチッというまでいくとセット完了と言いたいところですが、タンクとの間を確認して1cmぐらい余裕を残した隙間を測ります。
隙間が大きい場合は、本体横のボタンを押しながら一度外して、便座の部品を測定した隙間分ずらします。
再度取付するとちょうど良い状態で設置完了です。
(ダメな場合は再調整)
9.本体へのホースを取り付けるとともに、全体の仮止めを固定します。
ホースの位置もカッコよく取り回しを考えると高速道路のジャンクションのようになります。
取付完了、製品自体の動作確認もOK。
10.点検
しばらくして、タンク横からポタっと一滴。
あっ!やっぱり。
このタンク特有の問題です。
水受け口にはストレーナーという水の流れを制限する樹脂製の部品がパイプ内に刺さっています。
これがあると汎用のナットでは水漏れが発生する可能性が高くなりますというか、私の経験では100%水漏れしました。
なので、抜き取るしかありません。
取り除いてパイプの口の汚れを取り、接続し直せば水漏れは治まりました。
この部品は、水の流れを清流するので、装着されていないとタンクに入る水の勢いが増したり、その影響で水流音が大きくなったりします。気になる場合は水栓で制御するしかありません。
しかし、水漏れよりは良く実用上問題ないでしょう。
ということで完成しました。
イナックスの古いトイレにも色が合います。そして、機能的(洗浄性)もすこぶる良いです。
【使用した感想】
ステンレスノズルのおかげかシャープな水流で綺麗に落とすことができる感じです。
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