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モンキーZ50Jのライトケースを交換復旧・ひび割れ防止・修理も試してみた

いよいよモンキーZ50J (AB27:経緯は前回ブログ)フロントまわりの詰めです。

実はライトケースにはひびが複数入っていて、このままではいつか空中分解して外れていく運命にありました。

そのため、新品に交換することにしました。

調達しておいたのは、何かのヤフオクのついでに入手した純正品です。

それと、アップガレージでジャンク同様価格で買ったこちらもひび割れケースもあります。

今付いている割れたものと含めて合計3点です。

ライトケース集めてどうするの?状態です。

ひとまず、新品ケースを取り付けていきます

このケースはどうもポリではなくABSのような樹脂製です。

ひび割れしているものが多くて何か問題があるようです。

新品を付けてみますと、あっ!1mmほど隙間が・・

モンキーのライトブラケットは固くて簡単に幅が狭まるものでもありません。

ということは、長期間樹脂ケースに左右に引っ張る力がかかると、クラックが生じるという予想が付きます。

そこで、隙間に樹脂にストレスがかからないようワッシャーをかませました。

これでどうなるか長期に見ていきたいと思います。

片方に1枚でちょうど良かったのですが、バランスを考えると両方に入れたいです。

半分の薄さのワッシャーがあれば両方に1枚ずつ合計2枚にできるのですが、そのうち探して交換するかもしれません。

中の配線は分岐も増えて、このような状態です。

リフレクターが入るよう、寄せてまとめました。

あと、ライトリングを固定するネジ穴のセッティング部品がきつくて嵌りません。

→セッティング部品について自分なりの解釈:樹脂製の穴に差し込むパイプ状の部品で、金属のベース又はワッシャーで樹脂に圧がかからないよう挟み込む部品=固定箇所が樹脂の場合ネジ・ボルトなどの締め付けによる割れを防ぐ

上の写真でいうとカバーの左下方、右下方にある穴です。

古いジャンクな部品から流用しようとしたのですが、サイズが違うのかもしれません。

パーツリストをみると、年式に応じて3種類ぐらいの部品番号に分かれています。

それじゃあと、手元にない、zI以外の不明な2種類の部品を注文してみました。

届いて試しに当ててみるとやはり入りません!

「しょうがない削るか」と、ミニリューターを持ち出してさっと削りました。

穴内部の塗装を剥がすぐらいに削りましたところ、少し押し込むだけで入りました。

下の写真でセッティングのパイプ状の部分が樹脂より少し出た状態です。これが理想です。

しかし、進行方向左側の穴の樹脂は厚みがありセッティングが樹脂表面まで届かず、穴の中で埋もれる状態でした。

そうなるとセッティングが出るまで厚みをとる研磨をした方が良さそうですが、そこまでする気がなかったので、セッティングに頼らず樹脂に負担がかからないよう緩まず緩くの状態で固定しました。

(そのうち対策するかもしれません)

下の写真のとおりセッティングのパイプ状の部分が樹脂面に届いていません。

これでは、ネジを固く締めると樹脂部分が力を受け止めるかたちになり最悪クラックが生じるでしょう。

もしかしてケースは純正でなくパチもん?

いえいえ、袋には純正品番シールもあったし、他の古いケース同様遜色ないスタンレーの刻印もあるし、でも右と左で厚みが違うというのも精度的にどうなの?ですね。エラー品が流通してしまったパターンでしょうかね。

そのほか問題なく、綺麗に修復できました。

古い部品のひび割れが直せないか

接着してみました。

結構大きなクラックです。

手元にアクリルサンデーという接着剤があったので、容易に垂らして接着するか試してみました。

一応、樹脂が溶けて溶着の感じがあります。

ABSぽいですね。

ただ、そのままですと、溶着面が細かったので少し力を加えるとポリっと剥がれました。

プラリペアという商品も有名です。その施工方法にある割れ目をV字状に削って、そこに基材を盛ってアクリル接着する方法を行えば接着面積が増え頑丈に修理できそうです。

その場合はパテ均しや再塗装も必要になりそうです。

気が向けばケースを直して別の色にするなどして遊ぶかもですが、今回はそこまでしません。

フロントフォークのメンテナンスと交換はこれで完了です。

エンジンは触っていません(クラッチ近くは開けて修正しました)が、そのほかはすべて分解することになってしまいました。

クラッチ滑りの懸念があるので、いずれクラッチ交換もするつもりです。

Amazonで探してみました

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