フロントフォークの分解メンテナンスが無事終わり、メインフレームに取り付けてみます。
メインフレームの上部のステムベアリングです。腐食や変な凹みもなく綺麗です。
ここはバラバラのボールベアリングでしたので、ボールレースにグリースをたっぷり塗りました。そこにボールを1個ずつ置きました。
全部で21個です。
適当に詰めながら置いていくと、ちょうどいい感じで21個埋まりました。
ボールがバラバラにならないうちにステアリングトップコーンを載せて、グリースアップました。
この状態になればボールがどこかへ行くこともないでしょう。
フォークのステムポールは錆防止にグリースを塗っておきました。
そこにリテーナー付きのボールベアリングを通しました。
リテーナーのおかげで、バラバラになる心配もなく安心ですが、向きがあるので注意が必要です。
写真のようにボールが良く見える状態になる方です。
フォークは差し込む前にステアリングロックの部品を取り付ける必要があります。
なぜなら後でネジを締めつけられなくなるからです。
ステムポールの下方にもグリースを充填しました。
いよいよアウターフォークをメインフレームに通します。
できました\(^o^)/
アウターフォークを左手で持ち上げながら、ステアリングヘッドトップを右手で締めこんでいくという、少しアクロバティックにしました。
モンキーだから一人で一気にできるのでしょう。他の車両だったらこれだけの部品を一気には重たいです。
インナーフォークも付けますよ。
取り外す時とは逆で、
ここから力技が待っています。
ダストブーツをアウターパイプにはめ込む作業です。
その前に準備します。
クリアファイルを適当な大きさに切り取りました。
これをブーツとアウターパイプの間にはめ込んだ状態で、ブーツを力づくで・・・
コツはとりあえず半分をはめ込む感覚で力を加え、そこまでハマったら力づくで全体をはめ込んでいくとすんなり?とはまりました。
シリコンスプレーをしておけば、もっと簡単に嵌るのかもしれませんが試せていません。
また、試行錯誤中にドライヤーで温めたりもしましたが、効果を感じませんでした。まぁ夏ですしね、暑いだけでした。結局どこかのブログでされていたクリアファイルをガイドにする方法が一番でした。
ここで気づきました。
インナーフォークが逆を向いています。
気を付けたつもりでしたが、どこかで間違ったようです。
2023-07-13のブログに書いた「そして、ピンを打って完成したが、ここまで何度もやり直している」つまり再度インナーフォークを取り外して、何度か分解組み立てをし直したというのが、インナーフォークの回のいきさつでした。
それは割愛して、行ったり来たり苦労しながらもブリッジのボルトを締め付けるところまで到達しました。
マニュアルをみながらしっかりトルク管理します。
ステアリングステムナット用に入手した29mmのソケットは大きいですね。この大きさが近くのホームセンターにはなくネットで入手しました。
上の写真は12mmのソケットとの比較になっています。
おデブですねぇ~。
29mmとなると大きなトルクを扱うと想定されるので、差込角サイズは12.7sqでした。トルクレンチの方が9.5sqのため変換をかませて装着しました。
締め付け前に、タイヤを取り付けました。
というかタイヤを付けてしっかり安定させてからでないとふらふらしてブリッジまわりのボルトが本締めできません。(ステムナットの指定されたトルクが結構高めですし)
しっかりブリッジまわりのボルト締めも終えてハンドルも付きました。
横から見た感じ。
それでは、フロントまわりの小物類を付けていきます。
あれっ?
ウインカー取り付け部分の穴が大きいです。
下の写真にある元のフォークと比べても明らかに違います。な~ぜ~
また問題です。
このままではボルトが穴を通り抜けるだけでウインカーを固定することはできません。
調べてみます・・・つづく。
Amazonで探してみました
一般的に対辺寸法27,30,32なので29は少ないながらもありました