モンキーZ50Jのフォークは、バネとパイプがピン圧入で繋がれているという。
そのピンを抜くためには叩いて押し出す方法が普通のようです。
近所迷惑になるので、少々の音をだしても関係ないという場所へ出かけました。
その前に、手元にあったツーバイフォーの木切れに直径10mmで4cmほどの深さの穴をあけておきました。
これが結構便利な道具になります。
一応ポンチも買っておきましたが、どうなんでしょう、3mmでは小さすぎたようです。穴が4mmらしいので、軽く貫通する必要があるので、若干小さめの3.8mm以下で近いものということで3.5mmが良かったのかもしれません。
ゴミ袋に1本ずつ入れて持っていきました。
何故かというと、グリースで手や周りを汚すことなくピン抜きができるからです。
作業場は防波堤、向こうは海です。
響いても近くの作業場の音が大きいぐらいで、まったく問題ない。
開放的な作業場と自作アイテムで快適に進むと思いきや、ポンチが3mmだと、ピンの中心部にある穴に入るときがある。
3.5mmが良かったかも。
ピンのなるべく縁を狙って叩いて叩いて・・・
旨くヒットするとスッと抜けていきます。
そして、ツーバイフォーの切れ端に作った穴にポトンと抜け落ちました。
これはピンの回収も簡単です。
我ながら良いアイデアと自画自賛(;^ω^)
コツを覚えると、あっという間にピンを抜くことができました。
ピンの場所
下の画像はピンと固定している部品を外した後
左右分、リングの外周は樹脂製ですが、片方は無残にも割れてゴミ箱へ入れたのでありません。中古部品の樹脂部分はすべて一部が割れていました。この状態では使えるのでしょうが、両方割れて粉々になってくるとパイプの中でガリガリとなりそうです。
構成部品順に並べてみる
(ピンを撮り忘れています)
分離完了。
そして、ピンを打って完成したが、ここまで何度もやり直している。
それぞれに向きがあるので注意が必要です。
パイプは純正の場合、刻印と水抜き穴がある方が内側になるよう、スプリング上部の凸がアウターパイプの凹みと合うことで向きが決まります。
スライドピストンは、いろいろ向きを代えて合わせてみて、穴の位置が一番合う方向を選ぶとピンを固定しやすかったです。
純正だけど微妙にズレているようでした。
それらが分かるのに何度か付けては外して出来上がりました。
そのための勲章が刻印されました。
ポンチが合わず、やりづらくて位置が外れてあたったためです。(ポンチのせいにする)
いつか割れる場所ですし、擦れに妨げにならないので良しとしましょう。
左側のフォークの刻印です。
右側はあまりそのようにはなっていませんで出来上がりました。
こちらも向きを間違えているのに気づき、やり直しています。
叩く音が近所迷惑なので、何度かフォークを叩きに出かけていたため時間がかかりましたが、インナーチューブの組み立ても完成しました。
フロントフォークのメンテナンスは分解と清掃、部品交換を済ませ、あとは組み上げへとつづきますが、一筋縄ではいかないようです。
Amazonで探してみました
純正の穴は4mmなのでこれが良いと思う、3mmでは細すぎました(実感)