自分愛用の栃木のじいちゃんカブは、2年近く前のタイヤ交換で、買ったタイヤにフロント・リア用それぞれがあるのを知らないまま、リアまでフロント用タイヤを装着していたのだった。
まもなく間違いに気づき、いつか交換しようと思っていましたが、自分が使う上では問題なかったのでそのままずるずると使い続け、この度やっと正規のリアタイヤに交換することにしました。
交換のためにフロント用のリアタイヤの状態を見ると驚愕の事実。残り1、2分山というところでほとんどない。
「1500kmぐらいしか走っていないですけど・・・」
フロント用をリアに使うとこうなるという実例です。もっと残っていたら予備にしようと思っていたのですが、ダメですね。
他のリアタイヤが正常なカブに比べ、地面の凹凸がダイレクト的に伝わる感がありました。
ドライ路面では引っ付いた感じで、急制動しても良く効きましたが、逆にタイヤ自体が良く消耗していったのでしょう。
乾いた路面で使ってみて滑る気配はないけど、すこしだけ泥濘の林道を走ってみた時は、さすがに加速時にスリップしやすかったので、横滑りの違いは感じないものの、前後動力のスリップを感じました。
それだけ後輪の動力性能も落ちるということです。
付け直そうと思ってすぐに買っておいたリアタイヤがあります。その伝票日付をみながら、DIYバイク整備に再覚醒して、もはや2年になるのかぁと、何故なら半年前かと思うぐらい時間が経つのが早くてね。そういう年齢です。
その間、カブ3台からエイプ、ダックス、モンキーとDIY整備をしてきました。気づけばギアボックスだけ分解していない感じで、他はひととおり整備しました。
道具も増えて、この手のバイクはなんでも来いという感じになってきました。
2年近くぶりの栃木のじいちゃんカブのリアタイヤもサクっと交換します。
当時は2人かかりで何とかタイヤを脱着した感じでした。それでもこの作業でカブが整備性に優れているバイクであることが分かり嵌りました。
リアタイヤはセンタースタンドだけしておけば、浮いたままになるので一人で取り外すことができます。
下の画像は既に新品タイヤですが、このように斜めにすると出し入れができます。
ヤレ感があっても味になって許せるのがカブの良いところと思っています。
今回チューブは再利用するので、傷つけないよう取り外しました。
タイヤ外しを奥にあるチューブに引っ掛けて傷つけないことが重要ですので、そのイメージで注意して外しました。
それでも1回だけ、外すときに引っ掛かった後パツゥんとはじく音がして一瞬チューブに引っ掛かったようでした。
後でその部分の目視とエア漏れがないか確認しましたが、漏れなく大丈夫だったようです。
このチューブは、以前の取り付け時に失敗したもので一つパンク修理跡がありますが、今も問題なくパッチが塞いでくれています。これも、次に交換するときに経年をチェックしようと思っていたところでした。新品チューブの取り付け時に、誤って穴が開いてもパッチで直せば問題ありませんということが実証されました。・・・せっかく新品にするのにという気持ちの問題はありますが、もったいないですからね。
取り外したホイールは、赤い錆防止塗装が施されていましたが、一部に錆が進行していましたので防腐します。
錆をある程度ワイヤーブラシで落として錆転換剤を塗布しました。その他スポークも同様にしました。
このバイクはシャッター付きガレージに保管していますので、この簡易な防腐で様子を見て錆が進むようでしたら錆転換剤だけでなく塗装も考えます。
以前私に譲渡されるにあたり、売り主が素人化粧したシルバー色も味があって良いと思っています。
アクスルシャフトは、グリスアップして防腐しながら最組み上げました。
ほかの部品も錆ぐあいなどチェックしながら作業を終えました。
ガレージにあった箱を乗せてみると良い感じです。
やっぱりカブはこれがお似合いのようです。
箱の中は、親父が畑に植える苗です。
収獲が楽しみだなぁ。
Amazonで探してみました
タイヤ組み時にリムとタイヤの触れる部分全体にしっかり塗ると摩擦を抑えて比較的簡単に組めます。その後は蒸発して回復するのでタイヤ空転の心配もなく安心です。