モンキーのタイヤ交換9月18日のつづきです。
丸い黄色い物がありましたが、気にしないでください。そのうち明かすときが来るでしょう。
ホイールの錆取り再塗装もできましたが、もう一つすることがあります。
ハブのベアリングやシールの点検も行いました。
フロントのベアリングは問題なし、リアはベアリングの滑りが引っ掛かります。シールも一部変形して若干朽ちていました。
リアのベアリングとシールの交換です。
ベアリング外し
取り外しは、ベアリングリムーバーを使用しました。
昨年、カブのホイールベアリングを外すために金づちでただき出していたのですが、打音が大きすぎて近所迷惑なので、山にもっていって作業をしていました。
その後、ベアリングリムーバーを買って使ってみたところ、音も出ず、力も要らず、スマートに作業ができて感動したものです。
これを使うとこのようにスルスルとベアリングが浮き上がってきます。
今回も、スマートにベアリング外しができました。
最後にベアリングが工具から抜けにくいのがイマイチなところです。
でも、画像のようにモンキーレンチで挟み込み、レンチの顎を支点にしてドライバーなどでこじれば簡単に外れます。
ハブの両側にベアリングがあり、片方は手前にシールが装備されています。
モンキーのシールはフロントとリアでも違いがあります。
フロントは全体ゴムで、リアは金属枠が付いたゴムになっています。
リアのシールは圧入されており、その金属枠も薄いため、単体で外そうとすると破けてしまうのではないかと思います。
重なっているベアリングごと外してみたところ簡単に外れました。
ベアリングの挿入
注文しておいた新品のベアリングとシールが届きました。
ベアリングを圧入しなくてはいけません。
これも以前カブのベアリング交換で使った自家製特殊工具を使います。
径10mmボルトとワッシャー2種とナットのセットです。
単なるボルトですが、コツが分かればスマートに圧入できます。
作業開始です。
ハブの中にあるカラーも壊れていたので新品を調達しました。
上が壊れているもの、下が正常品。
壊れたカラーは、ドーナツ状の片方の板の固定がはずれています。シャフトを嵌めにくくなることと、中でくるくる回ってしまうので、余計なところが削れて行くかもしれません。
溶接機があれば修復できそうですが、ないので交換します。
正常なカラーをハブの中へ納めました。
大人しく鎮座しております。
作業は片方ずつ進めます。
ベアリングをセットします。写真はスプロケット側に圧入するところです。
ボルトと直径30mmのワッシャーを噛ましました。
圧入するベアリング側にボルトの頭を持ってくるのが失敗しないコツです。
反対側のナットです。
こちらは中に入らないよう筒部分より少し大きめの40mmワッシャーを使いました。
あらかじめボルトのネジ部分にはグリースを塗っておくとスムーズに回せます。
ベアリング側のボルト頭は動かさず、反対側のナットで締めこんでいくと上手くいきます。
ボルト側で締めると、締めこんでいくうちに斜めに歪むことがあります。(カブで経験済み)
こうして、こちらも打音をたてることなく静々と圧入が完了しました。
リアハブのリビルド完了です。
amazonで探してみました
叩かなくて良いからマンションでもOK