家族の スーパーカブ50 SDXが事故車となってしまいました。
顛末
家族が細い山道で路肩を踏み外し、数十センチの高さから平行する下の道にダイブしたらしい。
コンクリートについた新しい傷跡が物語っています。
骨は大丈夫だが擦り傷がひどいので通院中・・・傷を早く治す絆創膏で処置できたこともあってか一週間も経たないのに治るペースが早く安堵。本人治癒力ベースで全治2~3週間といったところ。
スーパーカブは、ステップがクラッシュしてドライバーと車体を守るといわれているが、その通りのようです。
- ステップバー(左側が大きく歪む)
- ステップラバー(破れ)
- シフトペダル(曲がり=柔いので簡単に戻せた)
- チェーンケース下側(曲がったペダルが入り込みチェーンに当たるほど局所の凹み)
- フロント右ウインカー(削れ、一部割れ欠け)
- リア右ウインカー(削れ、一部割れ欠け)
- リア左ウインカー(削れ、一部ヒビ割れ)
- ミラー左右とも樹脂部分に大きな傷。特に右側がひどい。
- その他、前ブレーキレバーあたりの細かな損傷
どうも、右前方につんのめりながら転がり落ちたようです。
右前方向に車体は回転して左側面方面で着地。
車体が縦方向に回転しているので相当に酷い事故。
それでも、上記に上げた部品以外は新たに傷が付いた跡がありませんでした。
スーパーカブのタフさを感じました。
下の画像は、変形した事故部品。
ステップバーがシフトチェンジレバーを押し変形させチェーンカバーに食い込んでいたので、現地でそれらを外し、シフトチェンジは手で押し戻すだけで復旧できましたので、ステップなしで自分が自走して帰ってきました。あとの部分は、ひび割れ、一部欠落しながらもちゃんと残って機能していたので、大丈夫でした。
ただ、ステップなしは太ももを鍛えさせますね。
部品交換作業
早速、ステップから部品交換。今回はホンダ純正部品です。
ステップバーは、カブでもリトルカブはもちろん、丸目カブ、角目カブでかたちが違うそうです。これは角目カブ用です。
ステップと前からボロぎみだったラバー、ステップを固定するボルトが社外品だったのですべて純正品に交換しました。ここのボルトは落ちやすいらしいことを知ったので、時々点検することにしました。
ステップバーの通し方は、メインスタンドをたてて、そのままでは地面にバーが当たり入りませんので、車体左側を上げる形で斜めに倒しながら、車体左側から入れていくとスムーズに収まりました。
車体を斜めに倒すのは手伝ってもらいましたが、一人でしようとしたらどこかの壁にもたれさせることになると思うのですが、ちょっと危険ですね。
次に新しいステップラバーです。
これはゴムの摩擦で嵌めるのに怪力が必要になります。
だからといってオイルを塗布してはいけません。
危険です。
実際に家族のバイクにシリコンオイルを吹いて失敗しました。
オイルを塗布すると、長期間ゴムの摩擦がなくなります。
つまり、急にスルッと抜けてしまいます。
そうなると、乗車中なら支えられていたはずの足がフリーになりこけそうになったと怒られました。
別の物を吹きかけましょう。
パーツクリーナーを吹きかけると良かったです。
ただ、パーツクリーナーは乾きが早いので、吹きかけながらいっきに素早くはめ込んでいくのがコツです。
少しでも躊躇しているとゴムの摩擦に変わります。
そういうときはとゴムハンマーなどでたたけば徐々に入るでしょう。
新しいステップが無事付きました。
ウインカーは、レンズ欠けの右側前後の2か所のみ交換。
ベース部分のメッキも傷ついていますが、使用上問題ないので、後でじっくり中古部品などを探してみることにしました。
交換した新品レンズ。
チェーンカバーの下側も届き、交換。
上側と少し色が違うので、どうしようか検討中。
これで再び走れる状態になりました。
家族が怪我が治ったら早々に使うというので、急ぎました。
・・・
ついでの作業
最近バッテリーが上がり気味のよう。
ストップゴーの街中走りが多いので、ブレーキを踏む時間が長く充電されないようです。
そこで、ブレーキランプをLEDにしました。
12V化しているので、これが使えます。
M&H マツシマの L8184 RDK という LED です。
ナンバー照明が電球色で、旧車の雰囲気を壊しません。
これに交換すると充電できるようになるのは、自分の同じスーパーカブ(栃木のじいちゃんカブ)で、実証済みです。
とりあえずのところは修理と充電対策が完了!
早く出動できますように。
あっ、サイドスタンド付けなくては・・・つづく。
amazonでさがしてみました
スーパーカブは通常端子側に近いピンが装着時下側にくるタイプです