スーパーカブ50 カスタムは、エンジンが一発始動できないのでこんなものかと思ていました。でも、SDXは一発始動するので、何かなぁとも思っていました。
昨年暮れごろから、低速のトルク感もなくなり何かが変わったことは分かりました。
最近になり、ストップゴーで走り出して、スピードがのる手前でエンストすることが何度か発生し始めました。
これは、キャブレターが怪しいので確認してみよう!ということに。
ついでに、上部のケーブルシーリングキャップの根本が裂けてきていたので、新品キャップに交換することにしました。
まずは、ケーブルシーリングキャップの交換です。
カスタムのキャブレターは、SDXとスロットルワイヤーの接続方法が異なっています。
SDXの方がカブにしては、少ないタイプですので、カスタムの方が普通と言えます。
普通のキャブレターを触るのは、初めてなので大丈夫かと思いつつも作業開始。
- スロットルワイヤー接続部分の構造を確かめながら分解。
- スロットルワイヤーの蓋を時計と反対回しで緩めていきます。
- スロットルピストンの向き(切り欠きがあるので)を確かめながら外す。
- 軽いバネを圧縮しながら、ハマっているワイヤーを抜く。
- これで、ワイヤーからケーブルシーリングキャップも抜けます。
- ブーツもキャップと上部金属パイプから抜き取ります。少し硬いので隙間にシリコンオイルを塗るとスルッと抜けました。
- 新しいゴムブーツは、逆の手順でセットして、順次元に戻していきます。
この間にキャブレターの掃除も完了。
バルブは、少し段付き気味でしたので、SDXの予備キャブから移植しました。
スロージェットが完全に詰まっていましたので、貫通させてキャブクリーナーで洗浄しておきました。
清掃済みのキャブレターを本体に取り付けます。
スロットルピストンの取付で、向きを忘れた場合はピストンがキャブ内にすっぽり納まる状態になるところが正解です。すこしでも頭が出ているところはNGです。
(左1996年カスタム 13mm径、右1982年SDX 17m径)
元に戻すことができましたので、さっそくエンジンスタートです。
すんなり一発始動!
これですよね。
トルクフルになり加速も力強い。
すっかりパワフルなスーパーカブになりました。