スーパーカブ50 1982年式のSDX、1995年式のカスタム ともに山を登れることが分かりましたので、さっそく高野山へツーリングGo!
'82SDXは私、'95カスタムは息子です。
この日は朝まで雨、9時に雨も上がり天気は回復方向へということで出発。
息子の希望で南大阪から河内長野から生駒金剛を越え、橋本からかつらぎ町まで戻り高野山を登るルートです。
「カブだとどこまでも行ける気がする。」・・根拠なし。
妻にバイクがダメになったときは電話するから、くるまにスロープ積んで迎えに来てね。と言って息子と出かけました。
この日から急に冷え込んだ大阪、さらに高野山は最高気温11℃。
着込んでいましたが甘い。
カブより自分がダメになりそう。
和歌山に抜ける峠で寒さに耐えきれず、カッパを羽織りました。
寒さでトイレも近く、峠にあった立派な公衆トイレはありがたかったです。
これで結構な防寒になりました。
この峠は、紀見峠。トンネルがあり50ccも通れますが、わざと峠に上がりました。
丁度、峠の一般道と大阪の東の山の尾根伝いに縦走する自然歩道の「ダイヤモンドレール」(全長45km)と交差する部分でもあります。
一度全部を歩いてみたいと思っているところです。
寒さ対策で人の方は調整できました。マシンの方は依然絶好調です。
橋本からかつらぎ町までは紀ノ川フルーツラインを使いました。
見晴らしの良いハイウェイ気分になる道路です。50ccカブでも!
フルーツラインの登坂で確定的に1982年式 SDXは1995年式 カスタムに比べ回せるので、登坂時のスピードが出せました。
登りついて息子が何やら様子がおかしい。
「この調子で山に入るとガス無くなるんじゃね?」
SDXは満タンにしてきたので十分余裕があります。
カスタムは給油を示そうとしているところ、残り1リットル。山間部でリッター40kmだったので、心もとなく、すぐ下のガススタでカスタムの方を満タンに。
SDXは、そのままで大丈夫。
紀ノ川フルーツラインは景色が良すぎて気持ちよく走り、その景色の写真を撮るのを惜しむぐらい、気持ちよく走れたので、画像なし・・・
かつらぎ町に入り、途中から天野方面へ
丹生都比賣神社(にふつめじんじゃ)の入り口で再びトイレ休憩。
というか、立派な鳥居に輪橋まであるぞ。
観光客が続々と来場されますなぁ。
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして登録されている神社とのこと。
息子は何度も来ているそうで、私はまったく来たことがないぞ。
今回は先を急ぐので中まで参ることなく高野山を目指しますが、いつか来てみよう。
やがて高野山街へ上る国道380号線と合流。
長いトンネルを抜けて道なりに行くと矢立のT時交差点。
これを右折、国道380号のままで高野山街への登山道となります。
ですがこの道、1.5Lエンジンの4輪自動車で上がるよりもストレスがないぐらいです。
慣れは禁物?
前を行く息子の運転するカスタムがカーブで山影に隠れて見えなくなったとたんガガッガーッという音。
さては、追いつき見ると180度回転して転倒していました。
丁度、他の事故処理を終えた警察管の目の前での出来事でしたので、すかさず自損事故で処理します。とのこと。
事故処理は5分ほどで終えましたが、バイクの不具合はカウルにかすり傷が新たに入ったかという程度。
怪我もほぼなく、バイクもほぼ無償。
こけ苔方がうまかったのか?
動画を録っていたので後で見ると、ガーツという音はステップの先が地面にあたって擦れた音でした。
どうもカーブで寝かせすぎてステップが地面に当たりそれを軸に180度回転、後ろ向きになった状態で止まったようです。
その間、地面とステップから火花が出ていました。
ステップは元からゴムが裂け金属が出ていたので、逆に少し削れて綺麗になった感じ。
まぁ無事で良かった。
警察官の「気を付けて」という言葉に、ご面倒をかけまして「すみません」といって、すぐ先の高野山街を目指しました。
息子はカブの限界を知ったとのことですが、今のカブのタイヤ、結構いけます。
私が新入社員といわれていた頃、職場のヤマハ メイトで雨にぬれた路面を急ぎ曲がったところスピンでずっこけたことがあるけど。
あれはもっと簡単に滑ってたなぁ。
ステップが当たるところまで傾けることなんて絶対ムリなタイヤでしたね。
職場の物なので当時のタイヤは安物だったのだろうか。
今回、ステップが当たるまで持ちこたえていたカスタムはIRCです。私のSDXにはブリヂストンの普通のタイヤです。
双方に乗ってみて両方とも食いつきが良いので、今のタイヤは安心です。
でも、SDXのリアタイヤが間違えて前輪用を履いているのは内緒!・・これも実走行上問題を感じないが、摩耗スピードが速くなるのではないかとチェック中。
話はそれたが、少々難ありも無事高野山に到着。
到着ポイントは四国八十八ヶ所と同じ功徳が得られる高野山の霊場横。
この場所が分かりにくいのですが、高野山を西から入ってくると、先の奥の院まで行く手前で道路上に縦列駐車が多数できる場所がある場所の中央付近です。
この付近を息子がしばしば写真の画材にしていることもあり、毎回来る場所です。
四国八十八か所と同じ数灯篭があって、それをすべて参ると功徳を得られるとのこと。
少し後ろに灯篭が見えますね。結構薄暗いところです。
丁度昼時、おなかが空いたので、簡単にファミマでパンを買って過ごそうと思い、中門前に戻ってきました。
観光客が多いので遠慮がちに反対むいて食べていましたが、気づきましたねぇ。
朱色の中門をバックミラーで見ながらパンをかじってというのも良い感じです。
何あっちむいてパンかじっているのやぁっと、中の仁王さんに睨まれているはず。
トコトコ片道3時間半、車だとその半分よりさらに短い時間で行ける場所だけど、50cc原付ではサクっとトンネル通っていける場所も、原付禁止で昔の道っで山越えなどあって30km制限以上の原因もあり、それなりに時間がかかりました。
そのおかげで、むかし車で通っていた道、新道がメインになり、忘れかけた道を再び通って懐かしいやらで悪くなかったです。
原付50ccに課せられた制限と自転車に近い機動性から、近くも旅路に変えてくれる魅力を感じました。
寒さ対策をしなければ・・・つづく