八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

スーパーカブ 点検していたら穴のあいたエアクリーナーコネクタ ついでにアイドルとエアー調整

スーパーカブ50 カスタム 1995年式 のオイルシールを交換した際に、見つけてしまいました。

亀裂あり!

エアクリーナーとキャブレターをつなぐゴムのチューブ(エアクリーナーコネクタ)に2cm以上の長さの亀裂がありました。

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エアクリーナー関係なしに空気を吸い込んでいるじゃないですか?

亀裂の応急処置と部品調達

部品をネットで注文しました。

届くまで仮にリフォームで余っていた空調ダクト用のアルミテープを巻いて塞ぎました。

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簡単に済ませたいときはこれで十分な感じでした。

部品が届きましたので、交換開始です。

エアクリーナーコネクタ 部品番号:17253GB4000

(後の画像に新品のコネクタと、既に外したエアクリーナと仮補強のコネクタが横に転がっています)

ついでにキャブレタークリーナーも持っていきました。

巷で定評のヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナーです。

これもするつもりなので、騒音や廃ガスで近所迷惑にならないよう、畑横にある芝生で作業をすることにしました。

畑にカブ、似合うっす(;^ω^)

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交換作業

まずは白いカウルを外さなければなりません。

家族の単車なので分解は本人がしておりましたが、簡単に外れていきました。

以前、スクーターを持っていましたが、それと比べるとカブは外すネジが少なくカウルも少し引っ掛かってるだけで簡単に外れました。

なんてメンテナンス性の良い単車☆

DIYメンテナンスが苦になりません、最高です(*^^)v

エアクリーナーコネクタとキャブレターの接続はバンド止めされていますので、バンドのネジを緩めて外し、キャブからゴム部分を抜きました。

エアクリーナーの下側も車体から外さないと作業しにくいので外しました。

これは下から固定されているネジ4本を緩めて下に引っ張るだけで外れました。

手順的には、エアクリーナーのボックス下側樹脂を外した後にキャブからゴム部分を抜く方が力が要れやすく楽と思いました。

ここまでは、簡単でした。

新品のコネクタと古いコネクタ・エアクリーナー下部

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エアクリーナーの下側樹脂からフィルターを力ずく?で引っ張って外しました。

さらに、コネクタ部分を下側樹脂から分離しなければならないのですが、硬化したゴムが頑丈に食い込んでいまして、うんともすんともなりません。

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そこで、ゴムの邪魔な部分と襟のようになっている部分を下側樹脂に傷つけないようニッパで切りました。

半周ぐらい切り取ると大丈夫です。

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するっと抜けました。

一安心。

フィルター下部と抜けたコネクタの残骸。

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今度は逆に新品のエアクリーナーコネクタをはめ込みます。

両袴部分の隙間に樹脂がはまるようにしなければなりません。

まずは円状の半分をスライドさせて嵌めておきます。

そこから残りは少しずつ力ずくで、ゴムと樹脂を揺らしながらはめ込んでいきました。

一人では力が出ないので、コネクタを持つ人と樹脂を持つ人と2人体制です。

これで瞬間0.5馬力×2人=1馬力はでたでしょうか?

ゴムも根負けして徐々に入っていきました。

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一応、ゴムと樹脂は柔らかくすることを狙いにあらかじめカンカン照りの直射日光に当てて温めておきました。黒色なので結構Hotになりました。

自然のチカラは凄い!

案外単車メンテナンスはアウトドア的かと。

畑の横にある山の斜面の林にさえずる鳥とサンサンと照り注ぐ太陽、そして、無数のシマ蚊、(゚∀゚)

これはいただけません、蚊との闘いでもありました。

エンジンをかけると二酸化炭素に反応してか無数の蚊が寄ってきました。

その結果10か所ほど刺されました。

次からは蚊よけ塗ってからにしよう。

脱線しました、すみません。。。

キャブレター清掃と調整

開けたキャブレターの吸い込み口がお目見えしているので、とりあえずキャブレタークリーナーを吹いておきました。

奥の方をめがけてクリーナー材を吹くのですが、ウエスで覆っていた方が良いです。

クリーナーが溢れ、缶の噴射力で逆方向にも飛び散ります。

大きなゴミがあるときはいけないですが、そうでもないので数分後にさらに吹きかけた後でエンジンをかけて吸引力で泡を吹き飛ばしました。

このような方法ですと、排気管から大量のスモークが発生して周辺がガス曇りするほどになるのですが、これはほとんどスモークが出ないタイプでした。

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このキャブ、一応、引き渡し時に分解掃除してあるとのこと。

確かにキャブレター部分だけやけにピカピカです。

調子悪いわけでもないので、逆にクリーナーが浸食するというゴム部分を痛めてもいけないので、この作業は早々にやめて、キャブレター調整をすることにしました。

もともと、アイドリング回転は高めで、ギアをNから1速にしたときのショックが怖いぐらいでした。

なぜ高めに調整してあるのか?

低くしたら止まるフリクションの多いエンジンかも?という疑問もあり、確認もしたく、止まらない程度に可能な限り低めに調整してみました。

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(忘れないうちに調整方法を記録)

心の準備=機能下調べ

  1. キャブレター横にばね付きのネジが2本あるので確認する
  2. 右上のネジがアイドルストップスクリューでアイドリング時の回転数調整になる。右に回すと回転が上がり、左に回すと回転が下がることを認識する
  3. 左下のネジはエアースクリューで取り込む空気量を調整し燃料との割合調整ができる。右に回すと燃料が多く出て、左に回すと燃料が少なくなることを認識する

調整本番

  1. エンジン切
  2. の調整ネジを右に当たるところまで回し(締め付けないこと)、左に1回転と半分のところで保つ
  3. エンジンをかける
  4. アイドルストップスクリューのネジを右に少しずつ回し、回転数をある程度上げた状態にする
  5. エアースクリューネジの位置を見ながら右に少しずつ回しエンジンの回転が落ちる位置を確認して、次は左側に少しずつ回し回転が落ちる位置を確認、次に右に少しずつ戻して、その間の一番回転が上がるところに調整する(わからなくなったら繰り返す)
  6. アイドルストップスクリューの調整ネジを左に少しずつ回し、エンジンが停止しない程度に抑える。
    実際は少し運転してGo,Stopをしてみて止まらないか?エンジンが冷え気味の時はどうか?とかを考慮してエンジンが止まらない程度に調整します。

調整が終わってみると、暖気後はアイドル時も低回転で安定した状態を保つエンジンであることが判りました。\(^o^)/

N~1速のショックも少なくなってOKです。

このカブはカウルの穴をカバーしていませんので、いつでもキャブレター調整のネジにアクセスできます。夏が過ぎ寒い季節になってからの調整変更も楽そうです。

 

その後、アイドル調整は、この時期エンジン始動直後でもチョークなしでも止まらない程度まで上げてみました。それでも結構低回転のままで大丈夫です。

今回の作業で、あまり影響しないと思いますが、スロットルワイヤーとキャブの付け根のゴムブーツが破けているのを発見しました。

そのうちに交換でしょう。

謝辞

キャブ調整の技は、少し復習しただけで感覚が戻りました。

ずいぶん昔にはじめてスクーターを入手したときに点検がてらキャブレターの清掃、調整方法を教えていただいた1級自動車整備士を持つ友達のおかげです。

ありがとう!

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