内装に問題のある区分マンションを入手したのだが、クロスが全体的に黄ばんでいるのはタバコの煙で汚れたようです。
建具を中心に白色に塗られたり、白色シールが貼られている部分が多いのは、元住人のヤニ色になっていく部屋に対し、白色へのあこがれがあったのでしょうか。
という妄想をしてしまいます。
・・・それはいいとして、現実へ戻り
このお部屋は、古いエアコンが付いていて、動けばラッキーかなと思っていました。
しかし、さきのような状況ですので、フィルターをとってみると熱交換フィンは脂と黒カビまみれ。写真撮るのも忘れるぐらい・・・
使いたくなぁーい!
と思うぐらい、ですが、勇気をだして電源を入れてみると、動いたのです。しかも4kwというだけあって、強力に冷えます。温まります!
しかし、咳むせる、危険だ!冷暖動くのを確認してすぐに消しました。
他に状態をみると、ルーバーが動かない。一部に割れが、欠けがありました。・・・でもこれは何とかなるかも。
エアコンを外して廃棄処分するのは簡単です(過去のブログにあり:エアコンでブログ内検索)が、うまく復活させると、いい具合になるかもしれないと思いました。
まずルーバーが動かない原因を確認しました。シャープのエアコンは全体のカバーが外しやすく、すぐにルーバーのモーター部分を見ることができました。
電源を入れると、モーターの中で微かにジーという音がしています。しかし軸は動きません。これは多分、ギア付きモーターですので、原モーター部分は動いているが、ギアが壊れて動力が伝わってこないのだと思いました。
モーターの品番を調べて検索すると、既に廃盤、しかし同じ形の物であれば別品番でも動くといった情報があったので、Amazonで同じ形のものを注文してみました。
まったく同じ形で、同じコネクタ。
本体のモーター制御回路が壊れてもいいので、交換してみると、問題なく動きました。
次はフィンの軸折れ、これは樹脂製です。
ルーバーはABS製ということが書いてあったので、これも素材はABSと思いました。ABSの軸になるような材料としてABSの丸棒を調達しようとしましたが、ダイソーに行くとABSをケース素材にしたスマホの電源ケーブルのストラップかけ部分の丸棒が切り取り使えそうでしたので調達してきました。
これを、棒を刺すための穴あけ
底に成形した棒を溶着型のアクリルサンデーで接着しました。
ひっつかねー
ABSは溶けてくるのだが、フィン側はあまり溶けない。
フィンはABSでないのね。たぶんポリかなぁ。
こうなったらウルトラ多用途SUの出番です。
接着して一晩待つ。
ということをしながら、この頑固な汚れ取れるのか?
そんなプレッシャーを感じたためか、気づくとプロ洗剤と洗浄用の道具を買っていました。
洗剤はエアコン洗浄 プロ505 (1.0kg) KP-01A 2千円台也
業者に頼むのと比べると洗剤を濃くしても3台分使えてこの値段!
安いですから(*^^)v
他にゴーグル、安全のため要ると思います。私はメガネで防いでいますが、隙間があるので注意しても防げなかったです。目に飛んで来たので、速攻大量の水で洗いました。
養生は完璧を目指します。まず、電気回路部分、これは別に養生シートとテーピングで水が入り込まないようにしました。
洗浄液が漏れて要らないところに付着すると面倒ですので、全体の養生も考えて行いました。
エアコンから漏れ出る水を、下から受け止める感じで養生しました。
そして、水の流れを考えて、受け止めた水を途中からパイプ状にした養生に繋げてバケツに流し込む状態としました。
基本的に養生テープで固定、繋ぎ合わせが便利でした。
10倍以上に薄めた原液、噴霧器の容量4リットル分を30分ほどかけてフィンやファンの部分などにすべて吹き付けました。
手動式噴霧器で足場の上に立ち吹き付けると初めてなのもありゆっくりしてこれくらいかかりました。
時間がかかりましたので、最初に吹き付けた熱交換器からピカピカのアルミ部分が見えるようになってきました。
吹き付け終わったら、数分やすんでから、洗いに入ります。
これはあらかじめ用意しておいた水道から引いたシャワーホースで洗車のごとく洗い流しました。
途中、下側の養生テープがはがれてきて、水が漏れるなどありましたが、さらに下はポリのシートで養生していたためノープロブレムでした。
最後は養生をクルクル巻き込んでこの通り。
出来は、さすがプロ仕様!
ピカピカぴーんです。
さぁ、ピカピカになったところに細工したフィンを取り付けました。
動かしてみると、折れました。あかん!
これは、別の方法を考えることにしよう。。
Amazonで探してみました
強力洗浄でした
ポンピングが手動ですが使えています
便利な洗浄カバー