出来心でRP-U100をもう一台入手してしまいました。
通電するが音が出るかどうかわからないのが1,000円だったから、かわいそうになって
送料合わせても2,260円。
届いて外見をみると、ボリウムノブのグレー色のゴム塗装が例外なく加水分解でベタベタ。
シャーシ―の塗装もある程度傷んでいます。
この機種の持病ですが、以前にも掲載した対処方法があるので大丈夫です。
ベタベタが他に部分に着いたりしているので外側、分解して掃除と綿棒にアルコール除菌ウェットタオル。
放熱版までピカピカ
鳴るかどうかテストしていない段階から磨いて、これで鳴らなければどうする?と思いつつも、これをしないとスピーカーとかにつなげる気にならない・・・もしかして潔癖症か?
内外ともに、つまみの塗装も剥がしピカピカになったので繋いでみる。
音、ボリウムを上げたらある程度のところで出た。
問題ない。と思いきや、、
ボリウムを下げ、電源を切って、再投入すると、ボリウムをある程度上げないと音が出ない。
時々まったくでないときもある。
・・・これも持病か、例外なくスピーカー出力の保護リレー接点汚れでしょう。
ならなかったら、叩くとなり始めたりします。昭和の機器か?
平成の機器だけど。
分解して、リレーの掃除がしやすいよう、いったん半田を吸い取り基板から取ります。
ちなみにリレーは2つありまして、小さい方が電源リレー、大きい方がスピーカー保護リレーです。電源リレーは不具合になった経験はないのでほっときます。
リレーの蓋のたもとに精密ドライバを差し込みこじ開けて
接点を#2000の耐水紙やすりで端子を磨きました。
黒っぽくなった接点(朱色輪内)が一皮むけ銅色のピカピカになりました。
せっかく開けたので、ほかも見てみます。
出力段のトランジスタは2SA1693と2SC4466でした。
SKの一部が見えるのでサンケン電気製
データシートを見ると、バイポーラ(BJT)トランジスタ PNP 80V 6A 20MHz 60W スルーホール TO-3P とのこと。
ELNA 4700㎌ 85℃が2本 電源周りにありまして、中のアーシングになっているネジのすべてが銅製でした。
デジタル回路側の電源は別トランスになっていて金属の箱に入ってノイズを干渉させないようになっているようです。
再び繋げてテスト。
電源ON、音量を上げていくと、小さな音量から聞こえ始めました。音量を上げると良い音で鳴ってくれます。
さてあとは、今年1月にも、もともと持っていた同じ機種で試したボリウムツマミの再塗装。
ボリウムツマミは引っ張るだけで簡単に外れます。
ベトベトな部分とツマミ本体は分離できます。
ボンドがついていますが、付きが悪いので外れます。
樹脂を傷つけないよう、私は伸びた爪を少しずつ割り込ませて、根気よくウニウニとこじ開けながら外しました。
塗装です。
ニッペ ミニホビー用スプレーのグレー色が元の色に近く、塗装乗りも大変良いのでお気に入りです。
もし塗りに失敗した場合は、簡単にはがれず溶剤を使わないと無理です。追記)完全に乾く前ですと、アルコールティッシュで根気よく拭けば取れます。
これは、2回塗りで出来上がりです。
シャーシ―も再塗装しようかと思ったが、それは気が向いたらすることにしました。
2台あったらどうする?
1台でストリームミュージックながして、もう一台を使ってデジタル録音するぐらいかなぁ
Windows10やAndroid(USBオーディオ対応)などで、USB-DACを使うだけならつなぐだけで音が鳴る。
今もメーカーサポートのページでダウンロードできるWindowsXP迄対応というコントロール用アプリも、Windows10にインストール出来て使用できてしまう。
札幌のユニットバスもそうだが、YAMAHAの製品って長期に使えて好感がもてますなぁ。
参考)あけおめ!いきなりアンプの修理 YAMAHA RP-U100k