DALIのスピーカーが良かったので、スピーカーばかり調べていたら、もう一つ気になるスピーカーが出てきました。
機種名が、、一発で言えません。というのもDIYなスピーカーだからです。
- トゥイーターユニット:FOSTEX PT20K
(左:PW80ユニットの標準的セット 右:M800ユニットに換装)
最初に、FOSTEX M800 と専用エンクロージャー M800DBを組み合わせた音をyoutubeにupいただいているのを聴き比べできりっとしまったソウルな感じ、小さいのに低音も出ていていいなぁと思いました。
低音はエンクロージャーのダブルバスレフが効いているみたいです。
そのダブルバスレフを同じく採用している、FOSTEX PW80 と PT20 と専用エンクロージャー P2080-E も、続いて聴いてみて、2wayなので高音もしっかりと出て、やはり小さいのに低音豊かな音がするなぁと思っていました。
そうなると現物を聴かなければ気が済まないもので、まず、後者P2080-Eを使ったセットの中古をゲットしました。
それで、鳴らしてみたのですが、DALIの低音豊かな音が基準になってしまったのか、低音の力量が足らず、中高域も平凡に鳴らしているなぁと感じてしまいます
期待外れな感、自分には合わないということで手放そうと思いましたが、やらずして悔やむわけにはいかない、もうひとつ考えていた組み合わせに挑戦してみることにしました。
Youtubu経由の視聴では気に入った音が鳴っていて、今回のきっかけとなった M800 を合わせてみたらどうだろうか?
情報によると現状のPW80とフレームを共通にするものの、アルマイト加工化したコーン、マグネットの大型化とさらなる改変がされたものとのこと。
(M800ユニット STEREO誌 2016年8月号付録 今は ONTOMO Shop で付録だけでも購入できる)
このM800ユニットは、フルレンジで高音の伸びを目指して制作されたみたいだが、低域も伸びているという。
ならば、ウーファーをそれに入れ替えてみたら良いのでは?ということで出来上がったのが今回のスピーカーです。
中高音はしっとり深みを増し魂が入った感じになりました。低音もより低い深みのある領域が聞こえるようになり、一転してお気に入りのスピーカーになりました。
DALI Zensor1と比べると、少し低域の音を抑えた感じで中高域はしっとりつややかな音で聞こえます。
ドーンと低音、チーっと高音でありながら音場を保ち優等生な鳴らし方をしてくれるZensor1とは違ってしっとりつややかに鳴ってくれるところは、気分にあわせて変えて鳴らしたいものです。
ちなみに、M800は通常入力5W、エンクロージャーのP2080-Eも板が薄く軽いです。大出力なユニット用でないのでネットワークの部品も小さめです。
ユニットの力率も82.5dbと低めなので、zensor1に比べボリウムを数段上げなければいけませんから、電気的な性能差も大きいです。
最大出力が低いので大音量には対応していません。その分安価に出来るというものです。
大音量といっても屋外で使用するときに必要になるぐらいの音量のことです。部屋で鳴らすには近所迷惑になるぐらいの大きな音が出せますので、まったく問題ないです。
さて、今回のウーファー換装にて、注意した事項を掲載しておきます。
ユニットには、スポンジのテープでできたガスケットが付属しています。これは、枠の外やネジ穴にはみ出ると、外からチラッと見えて不細工になるので、見えないよう内側に貼るよう注意します。
ちなみに、シールの台紙をあらかじめ一部を切っておき、少しずつ剥がしながら要所(はみ出してはいけない部分など)を点で仮貼りしていくと失敗しにくいです。(点で仮貼りだと、ズレたと分かったときは剥がしてやり直しもできるから)
ネジは、黒色塗装です。ドライバーをそのままあてると、剥げる場合がありますので、私はティッシュペーパーを小さくして2枚重ねにしたものをネジとドライバーの間にかましました。
これで塗装剥げを防ぎました。
さらに、コネクターの抜き差しなどは、エンクロージャーの近くでスピーカーユニットをもって行うので、あたり防止に、タオルなどをエンクロージャーにあてて行いました。
安心して抜き差し等作業ができます。
昨年にレコードプレーヤーを復活させて以来、オーディオ趣味再燃のこの頃、今回はスピーカーをDIYで構成して想定どおりの狙った音が鳴ってくれたので感動しています。
同じスピーカーの標準的な組み合わせで、少し低音域が足りないという方にはお勧めかもしれません。