1999年のウェブページにタイムスリップ
当時書き起こしたウェブページは、既にブログ風でしたので、そのままの時系列で移植してみました。
詳しい説明は、ホームとなるページ をご覧ください。
ではここから下は、当時のままに・・・
静かなパソコンづくりへの挑戦5 (CPU FAN 解決編)
[1999.02.14]
残るCPUファン。解決前はSANYO SANACE MCファンを使っていた。
いきなり余談:CPUファンのSANYO MCを久々に取り外し、ヒートシンクとファンの部分を外してみると埃が積もっていた。早速掃除機で取り除いてやると、今までより2度低く保てるようになった。たまには掃除をしましょう。(^_^)
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(掃除前) 白く埃が積もっている |
(掃除後) |
本題に戻り、解決策として大型角柱ヒートシンクに6cmファンを載せれるタイプを手に入れた。ALPHA製のヒートシンクである。後で調べてわかったが結構自作派には良く冷えるヒートシンクとして名が通っているそうだ。
ヒートシンク、ソケット固定金具、6cmファン取り付けネジ4本付のセット
ヒートシンクが6cm角の幅と奥行きで6cmのファンが載る。一見ソケット7用とは思えないこのクーラー。
実は購入するときソケット7にセットできるのが信じられず、一度マザーボードのソケット周りのスペースの確認と、もう一度考えようと思いその日は店をそのまま後にし、次の日にもう一度足を運び購入した。
実際AX59Proのメインボードはソケット周りには電解コンデンサーがあるが丁度そのクーラーが入るくらいの間がありセットできそうなことを確認できた。
このヒートシンクにはSANYO Hタイプファン付ヒートシンクとヒートシンクのみのタイプがあったがヒートシンクのみを購入した。後でSANYO Lタイプで静粛さを狙うためだった。
6cmファンの載ったALPHA製のヒートシンクとSANYO MCクーラー
大きさが違うが両方ともソケット7用!
実際の取り付けにはAX59Pro rev1.32の場合、ヒートシンクを取り付ける金具がコンデンサと干渉することがわかった。これには別に支障のない金具の一部を切り落とすことで対処した。
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このコンデンサが干渉する | 一部を切り落とした金具 ステンレスのしっかりしたものなので強度は十分 |
ファンの取り付けだが写真のように取り付けるのが、メーカーのWebサイトで公表しているデータシートの図に合致する。空気はヒートシンクを通り抜けファンから排気するようにするようだ。逆に取り付けてファンの排気面に直ヒートシンクがあると乱流で抵抗が大きく効率良く空気が流れないのかな?(昔、空調設備調整のアルバイトをいていたときに、教訓として何か記憶の片隅にそのようなことが残っている。機器の規模が違うが(^_^))
結果だが6cmファンの場合SANYO Lタイプでも2500rpm以上になるのでそれなりの音が出るがSANYO MCファンと比べるとずいぶん静か。もちろん冷却効率も良く20度の室温で25度で保つようになった。これだと静かなK6-2パソコンも実現しそうだ。(抵抗による更なる抑制も考えたがK6にするかもしれないのでやめた。)
ちなみに6cmファンが入手待ち期間中、やむを得ず8cmファンをALPHA製ヒートシンクからある程度離して仮設し放熱させていた。この方法では実際に外気20度でCPU温度24度を保つぐらいまで放熱でき効率が良かった。ただこの場合、手持ちの環境ではファンを固定する方法を考え作らなくてはならず少々面倒である。以前持っていたATメインボードのように吸気・内機循環用ファンの先にソケットがあれば丁度良いのだが。
とにかくCPUファンも解決。(^_^)/~
前回記事へ : [静かなパソコン作りへの] 挑戦 4 (HDD FAN 解決編)
次回へ続く :最後の詰め、共振対策。