TOTO の1990年代のスライドシャワーフックです。シャワーフックのノブが割れてしまい、下の取付部表面のカバー部品(TH602-1B)が外れてしましました。
調査と部品調達
ノブ(赤色矢印にあったもの)は締めすぎで、カバー部品(黒色矢印)はシャワーフックを最下にスライドさせたときに当たる衝撃で中の爪が折れてしまったようです。
割れて外れたノブ部分。
汚れで薄ボケています。
部品を探したところ販売終了。
そりゃそうですよね。
調べて、今のネジ穴を使って設置できるものを探し出しました。
SANEI スライドバーです。
さすが三栄さん、古い水回りの代替にもなるよう考えてデザインされているところがステキ。
でも、ヤフオクに似たようなノブだけありました\(^o^)/
直径22mmパイプ用のスライドシャワーフックです。
倉庫在庫の処分、こういう業者さんもありがたいです。
SDGsとかやらで、既存品をなるべく利用して復活させてみることにしました。
(時々失敗して結果SDGsどころでなくなる時があるので、掛けでもあります)
爪の折れたキャップは残してあるので、バスボンドでも固定できそうなのでボンド作戦にします。
これは、未だ新品を入手できますが、高価です!!
バーを固定しているネジは上下に1本ずつ、珍しくマイナスネジ。
どちらかを外してバーの端を出さなければ、シャワーフック部品の入替ができません。
試しにドライバーを垂直に注意して押し当てながら緩めると、舐めずに緩みました。
メッキが剥がれたのでみると素材は真鍮のようです。
無事外せそうです。
一応、成功すると財布にもSDGsとなるはずです。
さらに土日のクーポン200円引きを使ってノブを落札して到着待ちとなりました。
・・・
交換実施
到着しました。さぁどうでしょうか。
部品を外しました。
穴だけ残った壁をよく見るとバスボンドのようなものが貼ってありました。
防水処理です。
待ちの間に各部品をクリーニングしておきました。
重曹をスポンジにのせて擦ると簡単に水垢が取れました。
ピカピカになった部品を取り付けます。
ネジはプラスのステンレス製丸木ねじにしました。本当はプラスの真鍮製が欲しかったのですが近くに売っていなかったのでやむをえません。
先人に倣い、水が入り込んで錆びてこないよう、ネジの壁から出るぐらいのところにバスボンドを塗っておきました。
問題なくシャワーフック部品も交換し、カバーも接着できました。
カバーは再びメンテナンスで外せるよう適度に接着したつもりです。
パイプの後ろにはみ出たようなバスコーキングの塊がありますが、失敗したわけではありません。
わざと盛りました。
これはクッション代わりです。
カバーの爪が割れた元の原因が、フック部分を下にガンと落とし付けたときに、前のカバーに直撃して割れたからです。
前のカバーに当たらないよう、しっかりした後ろの部分にクッションを設けてカバーに干渉しないようにしました。
フックを最下に落としてもクッションでここまでしか下がりません。
↑カバーのバスボンドは乾かし中のため、テープで仮固定されています。
一晩放置して、できあがりの写真です。
ピカピカピーン
んっ!
大阪マンション3号の洗面所に交換のため新品で買った水栓にセットで付いてきたシャワーヘッド。
元のシャワーヘッドを使って余ったので、ここで活躍してもらうことにしました。
ボロボロのシャワーフックが復活しました。
といっても、細かく見るとメッキ浮きなどがあり、そう遠くない時期に剥がれてボロボロになることでしょう。
自分で承知して使うから問題ないのですが、やはり賃貸などでは、こういう水回りの不具合は新品にしておいた方が安心できます。
Amazonで探してみました
バーの長さ78cm内でネジ穴の距離は調整可能。ほかにバーの長さ1mタイプもある。
楽天市場で探してみました
純正フックありました!品番:AFKK581N2