わざとタイトルに1982年式を入れました。経年を感じたかったのです。
およそ40年たつと燃料ホースもカチカチでゴム製でなくポリエチレン製の管みたいになってしまいます。
このまま取り付けても、接続部分の密着性が損なわれて漏れてきそうです。
すべて取り替えることにしました。
ホースの種類について
数字が出てきますが、所有の1982年式 スーパーカブ50 SDX の例です。
カブは、改良等により細かな仕様変更がされますので、真似ても合わないときがあるかもしれません。ホースの長さではないですが、同年同車種と思われる予備のキャブレターに付いているマニホールドの仕様が違いました。
ネットからの情報によると燃料ホースは内径5.5mmが合うそうです。
予備キャブレターにはホースも途中で切り取られながらも、装着された状態で届きました。
それを実測もしてみましたところ5.5mmでした。
内径5.5mmのものが無かったので、5.3mmのものにしました。
ドレイン管などは、内径3.5mmのようです。
それぞれ1mずつ購入しました。
- NTB フューエルホース FH5.3-10.3 1m
- NTB フューエルホース FH3.5-7.5 1m
- KIJIMA ホースクリップ Aタイプ 9mm 104-223
- KIJIMA ホースクリップ Aタイプ 6mm 104-221
ホースの品番は内径-外径を表しているようです。クリップはホース外径より少し小さいものを選択しました。
入手したホースを扱ってみて、しなやかに曲がり接続口への取付も柔軟に嵌ります。
ホースの長さについて
標本?を作りましたのでご覧ください。
画像では数字が見えないです。近視、乱視、老眼でしょうか?
単に解像がわるいだけなので記載します。
上から
- 燃料ホース:50cm
- フロート室上に接続の内径3.5mmホース:40cm
- フロート室下に接続の内径3.5mmホース(ドレイン):25cm
ただし、燃料ホースはギリギリの長さです。あとのメンテナンスを考えると途中にフィルターを付けないのであれば65cm、フィルターを付けるなら55cm以上欲しいです。
交換作業です。
先日からカウルは外したままです。
燃料タンクの下側を弄る必要がありますので、外しにかかります。
- 燃料を抜いておく。既にキャブ外しのところで実施済み
- 燃料計を外す。ネジが固着っぽく締まっているので、レンチドライバーを押し当ててトルクをかけて外しました。
- 燃料計のコードを少し引っ張って出しておく。コネクターが見えるぐらいまでしておくとコネクターを外さなくても大丈夫でした。
- シート固定のボルト2本を外す
- タンク後方のボルト2本を外す
- タンクの前方から上げながら、前方へずらすとタンクが車体から上がり切ります。すこし知恵の輪状態。
- 燃料ホースを引き抜く
- 古いホースの脱脂し、新しいホースとテープで連結する
- そのまま古いホースを車体から引っ張りぬく、新しいホースが車体に入り込む
- テープを外して、新しいホースにクリップを取り付けタンクに接続
ホースの接続導入は念のため行いましたが、手先が器用ならホースをつながなくとも新しいホースを手探りで導き車体にセット可能です。
ドレインホースは手探りで行いできましたが、この場合奥を照らすライトがあると良いです。
同じ車体の穴に燃料タンクからのホースだけでなく、ドレインホースも車体に通しておきます。
組み上げは、取り外しの逆の手順で・・・(;^ω^)
他の掃除が出来ていないので、キャブとホースが飛びぬけて綺麗に見えますね。
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