リフォーム中の大阪マンション5号です。新品の浴槽がいつまでも玄関に置いていると邪魔ですので設置しようと思います。
これで浴室関係も久しぶりの更新です。以前は2月24日のブログが最後でした。
いやぁ、今まで期間が開いた理由が穴あけです。
浴槽は給湯管の接続口を自分で直径50mmの開ける必要があります。5万円以上した新品の浴槽に失敗は許されない状況で穴をあけるとなると少し勇気が要ります。
ただ、ホールソーは持っているので、位置合わせさえ間違わなければ楽勝だろうと思っていました。
位置合わせは、何々、底から約15cmのところというが穴の中心という指定。
測ってみるとちょうど工場で成型時にできる凸型のケガキが浴槽の中央にあり、その端あたりがちょうど底から15cmぐらいのようです。
穴あけ位置も決まったし準備OK。
まずはパイロット的に3mmのドリルで下穴をあけました。
ホールソーは木工用で、7.2Vの非力な充電式ドリル兼ドライバーで行いました。
ガガガガ・・・
・・・ガガガガ
う~む、1mmいかない状態で50mmの円が彫れただけで電池切れ。
小一時間は頑張ったかも。
電池も容量アップさせているのになくなるとは、3mm以上厚みのあるFRPに歯が立たないようです。
どうしましょう。。。
歯が木工用だからグラスと石灰の入ったFRPが相手だと仕方がないか。
ただ、FRP対応のホールソーは高いし、ドリルもトルクのあるものに代えないと力負けそうです。
今あるもので何とかならないか・・・考えながら休憩すること小一時間。
その間、同じ作業をするYouTuberさんの映像、やはり、時間をかけて頑張って開けたちうのもチラホラありました。そういう物なのか?
さらに別の同作業動画をみていると説明はなくさらっと動画が進んでいるのですが一瞬みえました。
☆
この方法ならいけるかも!・・以前、ホールソーが無いときにしていた大穴の開け方でしたが、今はホールソーを持っているため頭の回路が封鎖され思いつきませんでした。
ドリルで円状に穴を密に等間隔で開ける方法です。
幸い、ホールソーで彫った1mmいかない円状の溝に1.5mmのドリルがすっぽり収まりました。
これだと位置合わせも困ることなく綺麗に円状の穴をジャンジャン開けることができます。
では始めましょう。
1.5mmのドリルで開けます。
等間隔の間の間を繰り返し
・・・
そして直径5cmの円状に密な穴が開きました。
ここからは再びホールソーの出番!
食いつきのなかったホールソーでも穴があるおかげでガリガリ食いついて彫っていきます。
半分以上のリングが貫通しました。
注意すべきことは力を入れすぎて、余計なところまで割らないこと。
そのため、一応穴をあける部分の両面ともにホールソーで少し彫っておきました。これでガリが発生することもないと見込みました。たぶんこのFRPの構造からして、表面は陶器ぽい塗装のようなもの(※)。その部分が削れていれば、ある程度力が入っても周囲の余計なところまで割ることもないでしょう。
ガリガリと彫り進め、ぱかーんという感じで貫通しました。
感無量
結構手こずりましたなぁ、安物道具のせいにしたいところだが、最終的には知恵比べでした。
あるもので上手くいきました。
DIYはしばしば状況を把握して俯瞰でみたり近づいてみたりしながら、過程の状態や出来上がりを想像しながら考えることがしばしば必要になります。そして、ひらめいたとなると「よっしゃー」となります。
さらに成功すると「パンぱかぱーん」な感じで2段階ハッピーになれます。
これは病気ですね。ただ思考訓練には大いになります。
先日のブログは道具は良いものをという話題でしたが、その通りですが知恵も必要ということです。
とりあえず、給湯口の確保ができました。
懸念していた穴あけも終わり、浴室の完成は近いかもです。
(※)切れ端で検証してみました。
やはりFRPの表面は固い塗装膜、安易に力を入れると広範囲に広がり割れました。
Amazonで探してみました
一つでいろいろな穴の直径と深さにも対応して良い(木工は問題なく使える)