八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

1982年式スーパーカブ50 SDX 予備のCVキャブレターとガスケットセット(パッキン)の使い方記録

キャブレターのオーバーホールが必要と決断しました前回、実はそれより前に同じキャブレターの中古(車体番号C50-8564xxx 6V 走行距離24,445km)をもう一式入手して既にオーバーホールを済ませ、予備に用意していました。

どうせキャブレターのオーバーホールは必要になるだろうから、スムーズに取り替えれるのが良いし、キャブの比較もできるだろうと思い準備した物です。

予備のキャブレターは、栃木の走行距離4,838Kmのキャブレターと比較して、走行距離が伸びているので、さらにボロボロに汚れていました。

その、予備キャブレターを使った、お初のキャブレター分解は、家でゆっくり分解観察しながら清掃しました。

届いたばかりの中古キャブレターというか、エアフィルターボックスからインマニまで付いてきました。

f:id:moriju:20210814132510j:plain

とりあえず外側を水洗いしました。

兵庫県の田園地帯を疾走していたと想像するキャブレターは土埃が覆っていました。カブらしい汚れ方ですね。

f:id:moriju:20210814132602j:plain

さらにエンジンクリーナーで油分も落とし、分解作業上とがめるものはなくなったので分解開始!

f:id:moriju:20210817175812j:plain

マニホールドとキャブレターを分離しました。

黒いインシュレーターという樹脂がマニホールド側に残りましたが、これもポロリと取れました。エア漏れ防止だけでなく、キャブの位置調整やエンジンからの振動による金属疲労などの悪影響防止を担っているようです。

ゴムのOリングが見えますが、インシュレーターにも嵌っていて、交換するなら同じOリングが2枚必要となります。

f:id:moriju:20210814133527j:plain

オイルフィルター部分はガソリンが長時間かけて蒸発していったぽく、揮発後の残留物が粉になって残っています。

f:id:moriju:20210814133751j:plain

フロートチャンバー部分も粉だらけです。

結構な量を取り除いた後の画像です。

f:id:moriju:20210814133831j:plain

この後、ジェット類などを外し、フロートとゴムの付いた部分を除き

キャブレタークリーナーでアワアワな状態にして20分ぐらい放置しました。

f:id:moriju:20210814133938j:plain

途中でブラッシングして、しつこい汚れも落としました。

☆その結果☆

綺麗さっぱりになったキャブレターです。

ダイアフラムのキャップ部分

f:id:moriju:20210814134342j:plain

チョークワイヤーのかかる部分側から

f:id:moriju:20210814134438j:plain

インテークマニホールド側から

f:id:moriju:20210814134543j:plain

アイドルストップ、エアスクリュー側から

f:id:moriju:20210814134622j:plain

エアクリーナー側から

f:id:moriju:20210814134659j:plain

ジェット側から

f:id:moriju:20210814134738j:plain

バッチリ清掃完了と思っていましたが、チョークの動きが渋いです。

なので軸部分を分解しました。

バルブ弁の金属板と軸がネジ止めされていますが、少しだけネジをカシメてあるので緩めにくいですが、しっかりと持って力の入るドライバーで緩めることができました。

掃除したら問題なく動くようになりました。さらにシリコーングリースを少し塗り、スムーズさを得ました。

夏はチョークなしで始動しますので、実際の確認は冬でないとわからないですね。

f:id:moriju:20210814134901j:plain

それとチョークのバネを格納している部分の樹脂製の蓋が無かったので別に調達しておきました。

部品番号:16148-141-881

パッチンとはめ込んだ画像、そこだけがピカピカの新品です。

よく見かけるVMキャブレターとも共通の部品でした。

f:id:moriju:20210814141049j:plain

それじゃぁ、ほかの部分も組み上げていきます。

パッキンは、ホンダ純正 キャブレターガスケット 部品番号:16010-141-305 で足りますが、インシュレーターも一緒に外したのでもう一つだけ単品でプラスしてOリングが必要となりました。これは後で部品を探します。

画像は、ホンダ純正 キャブレターガスケット 16010-141-305 一式です。

f:id:moriju:20210814135142j:plain

ガスケットセット開封

袋が大袋、A袋、B袋、C袋に分かれていますので、一気に開けない方が良いかもしれません。

説明書は部品番号が記載されているようですが、理解する前に実物に当てがって確認した方が早かったです。

f:id:moriju:20210814135027j:plain

一番大きなリングはフロートチャンバーに嵌めました。

ピカピカのゴムです。一応シリコーンオイル塗ったので(;^ω^)

f:id:moriju:20210814135335j:plain

Bの袋にあるパッキンから装着します。

同封のフィルター周りの溝にはめ込みました。

f:id:moriju:20210814135518j:plain

次にAの袋のOリングをフィルターケースの中にセットしました。

フィルターケースを閉めるボルトがこのOリングを圧着してガソリン漏れを防ぎます。

f:id:moriju:20210814135708j:plain

Aの袋には同じOリングがもう一つありました。

それはここに使います。

燃料コックと合わさる部分です。

f:id:moriju:20210814135943j:plain

C袋の中の大きめのOリングは、インテークマニホールドの方にはめ込みます。

f:id:moriju:20210814140212j:plain

こんな具合にはめ込みました。

元あったOリングなんかパキパキになっていました。

f:id:moriju:20210814140344j:plain

ドレインのネジにC袋の小さなOリングをつけました。

割れた古いOリングと新品Oリングゴム

f:id:moriju:20210814140505j:plain

これで大袋の一番小さいOリングとC袋の中途半端な大きさのOリングが残りました。

汎用に用意されたセットですので残るそうですがキャブレターのオーバーホール完成です。

ですが、上部四角部分の板を取っていません。

ここには四角形のゴムガスケットがあるはずですが、新品入手が出来ないからです。

今後の課題にします。

f:id:moriju:20210814165913j:plain

画像を見てわかるよう古いのでヤレ感は部分的に残ります。

さぁ、これを取り付ける前にカチコチの燃料ホースを交換しなくてはいけませんね。

やることが増えてきました(汗)

amazonで探してみました

 キャブのガスケット:カブのフロートのケースが丸いキャブはだいたいこれが使える

 気が付いたときは脱落しているかもしれないチョークダストキャップ