和歌山市街から南東へ車で10分ほどで、雑賀崎・田ノ浦・和歌浦という風光明媚な場所を含む漁港が連なる海岸がある。
いつもは私の好きな雑賀崎推しでこのブログに載せるのだが、今回は、その一つ隣、田ノ浦漁港の風景を望むことができたのでご覧いただきたいと思う。
あいにく曇り空でパッとしないが、晴れると空と海の青さが増しブラボーな風景とはずです。
Google Map で確認すると新和歌浦展望台とある。高津子山(たこずしやま)展望台にも向かう山道の途中にもなっている場所でもあり、展望台兼駐車場でもあった。
あったというのは、一部崩壊したため現在は車も人も立ち入り禁止となっています。
現在は使用できない新和歌浦展望台であるが、立ち入り禁止のバリケード手前のすぐ脇から山に続く階段があるので、少し登ると、それに代わる良好な展望スポットがある。
ただし1組限定ベンチである。
そこから、さらにどんどん登ると、もう一つ1組限定ベンチが見えてくる。
ここも風景が良い。和歌浦の海を経て対岸の和歌山マリーナシティが眺望できる。
この山道は何処へ登るのかというと、高津子山(たこずしやま)展望台という山頂につくられた何故か途中の細い山道からは想像しがたい規模の大きいコンクリートでできた展望台に到着するのである。
ここからの景色は、ほぼ360℃見渡せて、和歌山市から和歌浦、片男波までずーっと見えてしまうのである。
なぜここに立派な展望台があるのか?
実は、かつてロープウェイの山頂駅だったのです。そして、さきの新和歌浦展望台がロープウェイの下の駅にあたる和歌浦駅だったのです(1996年に廃止)。
田ノ浦を望む場所に行きましょう。最初に紹介した新和歌浦展望台の少し上がったところにある一組限定ベンチの横から、山の裏側へ、怪しげに、でも綺麗に整備された小道が伸びております。
そこを入っていくのです。森の葉が生い茂り少し薄暗い小道です。
途中、私有地と看板があり、その下にどうぞ自然を楽しみくださいという趣旨が書かれています。どうも、私有地の誰かが自然遊歩道的に整備してくれているようです。
薄暗い(曇りだからか?)森の中、ガサガサと音がして、何!何! と思って目をやると・・・
なんと森のかわいい小動物!リスじゃありませんか。ちょこちょこ駆け回るが見れて楽しませてくれました。そうしながら、進むと・・・明るく開けました。
そして
「山頂からは見えない田野浦の町並みが一望できます!」とあります。
粋な計らいですね。
登って眺めてみます。
雑賀崎は、漁港の湾が家並に面しているので和歌山のアマルフィという人がいますが、こちらも、海に面している感じはないものの、アマルフィ感は少しありますね。
これはちょっと嬉しくなる森の小道でした。
近辺、ちょうど、水仙が見ごろとなっています。