天井換気扇の交換作業は、3年ぐらい前に入手した中古マンションの改修ではじめて交換してから7台目となりました。
今回のもスイッチを入れるとガーガーと煩い音が出るようになりました。
そりゃ20年もしたら経たりますよ。換気扇交換は経年物件の王道的工事案件でしょう。
今回はメイン宅のトイレについている三菱の天井換気扇です。同じ三菱の後継機種に交換しました。先日、パナソニックの天井換気扇を札幌宅のミニキッチン換気扇で交換しました、メーカーが違っても取付要領はほぼ同じです。
取り替え前は天井裏に換気扇が先に設置され、その後に下からかぶせるように石膏ボードで天井が貼られている状態です。
これでは、換気扇が下せませんので、換気扇が取り出せるよう石膏ボードを切り広げます。
ちょうど換気扇が取り出せるサイズに切ります。
切りすぎると、換気扇のグリルから穴が見えて不細工になります。(もし開け過ぎた場合はこの要領で修復→中古マンション購入後の修繕 壁の穴)
右手に映るダクトの方に木枠が無いので付け足します。
ここに木枠がないと、ほぼ取付不可能です。
換気扇交換が簡単にできるか否かは、この木枠が適切な位置にあるかが重要です。
木枠を取り付け、換気扇の出口側の接続板だけ本体から分離して、それをダクトテープでダクトに接続しておきます。
ダクトへの接続が完了したら、その接続板を木枠に固定します。
(間違えてネジを取り付けた例→本当は中央1本だけの仮固定状態で良い)
天井換気扇を取り付けるには、この接続板を写真のように仮固定おく必要があります。この接続板に換気扇本体がはまり込むようになっているからです。
板が正常な位置にあると、換気扇本体がスコーンとハマりますが、今回は、木枠の位置が上方に上がりすぎているので、ハマりませんでした(泣)
(ネジ取付間違い箇所のアップ、この板は本来中央付近のネジ穴で固定します)
接続板を適切な位置に固定できればいいだけですので、板と木枠の間にナットをかませて下方に位置調整しました。
これが良い位置に設置できると、後は本体をはめるだけでほぼ完成です。
おっとその前に、換気扇ン本体に電力ケーブルを差し込んでおくことを忘れずに。
ということで、天井換気扇の気を付けておくべきポイントです。
- 天井換気扇は本体がギリギリ入る適切な大きさの開口部をつくること
- 開口部との兼ね合いで適切な位置に本体をネジ固定するための木枠を構築すること
- 本体取付の前に換気扇本体から分離した接続板をダクトテープでダクトと接続
- 適切な位置に換気扇本体から分離したダクト接続板を木枠に取り付けること
- 本体を取り付ける前に電力線を換気扇本体に通しておくこと
「適切な位置」は開口部に対して換気扇の位置が決まりますから、その位置で換気扇サイズ・ネジ穴位置を考慮して決めます。
以上です。