札幌のワンルームです。ヤマハの3点ユニットバスが使われています。
ググると1980年頃流行ったとか、3年ぐらい前まで壁部品があったとかという情報を得ました。
今回は、ユニットの壁に朽ちた部分があるので綺麗にDIYリフォームしてみました。
作業のメインはコーキングです。
コーキングは、塗ってヘラで均して形を整えるのですが、何度も触らないこと。少しぐらいの失敗なら触らない方がまし、触るとかえって汚くなることが多いと思います。
ユニットは、上半分と下半分のところで部材が分かれているようです。
下半分はほぼ一体化したFRPで、上半分は何枚かのパネルで壁となっています。そして天井はほぼ一枚のFRP製です。
壁は木目調の防水シートがベニヤ合板に張られたタイプです。
しかし、継ぎ目の防水が切れてしまったのか、下方2cmぐらいが朽ちてきています。
防水の壁用シートなどで一面リフォームする案も考えたのですが、その朽ちたところ以外は非常に綺麗なので、昔からよく見る樹脂板で隠す方法をとってみました。
まずは朽ちてボロボロとなっている部分を落としながら綺麗に掃除しました。
ボードはいつも使っている「はざいや」さんにあらかじめカット加工してもらったものです。
あえて違う色にする方法もあるのですが、嫌みになりそうで、せっかくの木目柄の美しさをダメにしそうでしたの、自然な感じを生かしたいため同色に近いアイボリー色で3mm厚のアクリル板を使いました。
アクリル板は切ったままですと、切り口のエッジが鋭くて怪我をしそうですので、そうならないよう必要なところは、テーパー磨き加工を施してもらっています。
これをamazonで買ったでっかい袋に入れて、さらにドリルにVPパイプなど入れて、このような形で飛行機の預け荷物にして大阪から手持ちしてまいりました。
袋がテントシートのようなもので柔軟でした。それを剥がしたいときは糊跡が残らず剥がせるテープで縛り、3辺合計200cm、預け荷物の大きさギリギリに納めることができました。
アクリル板の幅は変な場所のシャワーフック跡も覆いたかったので、10cm幅にしました。
アクリル板の裏に、両面テープを何か所かに貼り、コーキング材を適所に元の板との接着用に塗りました。
それを位置合わせしながら、貼り込みました。
表の保護紙はコーキングが終わるまで剥がしません。
アクリル板の端をコーキングするため、養生テープを貼り、貼った後は、淵の隙間をコーキングで埋めます。そして、不要なコーキングを取り除きながら形を整えました。
完成しました。
鏡のある面からどうぞ
【Before】
【After】
朽ち方がいちばん酷かった面もどうぞ
【Before】
【After】
バスタブの方から3面見えるように完成した写真です。
シーリング材で板には水が入らないよう防水されていますから、シールが切れない限り安心です。
綺麗になりました
ついでにシャワーフックも交換しましたので、次のブログに記載したいと思います。
【2019.02.17追記】
札幌でこのバスを使用していた家内から大阪の私へ電話が!
「パネルの一部に隙間ができてそこに水たまりができている~」
少し想定していた結果です
ユニットバスの壁は押すとたわむので、アクリル板との接着具合が適当だと剥がれてしまうという結果です。
よく壁パネルで継いだような場合は継ぎ目に細いアルミ板等を覆いネジやブラインドリベットなどで固定して補強してあるのを見かけます。この方法をしたなら剥がれないかもしれません。
しかしネジやリベットのないつるんっとした表面にしたいので、強力な両面テープで対策してみようかと(今は耐水の剥がせる両面テープ=両面テープは仮止め程度に考えていた→コーキングでは接着力が足りない=だからダメと思う)
下地のプリントがらの接着も弱そうなのでそれごと剥がれるかもしれませんというのもあるが・・・しばらく試行してみようと
丈夫で綺麗なバス用の耐水シートを張る方法もあるので、その方が簡単で安く上がると思いますが、ゴチャとしないシンプルで少しレトロな感じにしたかったのでネジなどなくあえてこれです
⇒この結末は、2019年5月11日のブログをご覧ください。