札幌のワンルームです。
今回のDIYリフォームは、既設設備も加工する変化のある作業のひとつとなりました。
その分、着工までドキドキです。上手くいくか?
なんてったって、初めての配水管工事込みです。
着工するまでに、確認、調査、計画と、途中、何度か心折れそうになりました。
工事は、キッチン排水管を分岐して洗濯機用排水口を新たに作るというもの。
キッチン排水管を途中でカット、分岐のチーズを入れ、増設していくだけなのだが、いろいろ支障あり。
まず、キッチンの配水トラップが前回ブログのとおり外せないため、その下の配管も普通には取り換えが出来ません。
そのため配管の途中からカットすることにしました。
カットするにもキッチンの底板にあいた点検用の穴からでは、カット作業をするスペースがありません。
アングルで補助具を作りパイプソーの刃に付けて試してみました。
う~ん、力が入りずらく、いつになったら切り終わるかわからない
これはダメでした。
では、床を開けるしかない
床を切って、穴を広げました。もっと切り広げたかったのですが、切る音がマンション中に響き渡りそうなのでやめました。
そして、パイプの下を切り終えました。この一連の作業に一時間かかりました。
次に、パイプの上の方も切り取り、配管の上下に間ができる形で切り終えました。
この切り離した空間に、下からチーズ、VP40パイプ、アキレスフレキブルジョイントAU-4023Cをはめます。さらにチーズからVP40パイプで60cmぐらい横引きし、あらかじめ大阪で作製しておいた洗濯機接続口のエルボを取り付ける公算です。
チーズを設置し、横引きのVPパイプを仮設してみると、キッチン底板を補強する根田のような板がちょうど当たります。
これでは傾斜が取れません。
それより逆傾斜となると厄介です
しばし休息・・・悩んでいてもしょうがないので、仮設置で水を流してみます。
逆流はしてきません!・・・いける。
フレキシブルジョイントの縮みを利用することで、固定された配管の間を繋ぐことができます。
さて横配管ですが、キッチンの横をぶち抜いて出してやる必要があります。
ホールソーでぶち抜きました。簡単に!
しかし、気づきました。
低い、穴の位置が・・・
凡ミス!!!
測る起点を間違えたようです。
本来の位置は18mm上です。ホールソーは中心のドリルを支点に周りの刃で切り取りますが、その部分は既に先の穴あけで空洞です。
中心のドリルが空中では、支点がなくホールソーは機能しません。
”唖然”
注意力が失われている。
弱った、頭が何かで満タンになった感じになった。
気分転換がてらホームセンターに買い物に出かけました。
次の作業に使う品を買い、近くのスーパーで晩飯も買って帰りました。
今日の作業は終わりと思っていたのですが、その失敗した穴をみて、ふとパイプソーで切ってみることにしました。
中央に本来の穴の分だけ切り、さらに横10mm間隔で穴になる部分だけ切り切りしていくと、昔、ホールソーを持っていないときに開け広げた方法を思い出しました。
10mm間隔で切り込みがあると、合板なのでポキっとその間の板を折り取ることができるのです。
その調子で折って折って、新たに上部に広がった丸い穴が出来ました。
ネズミの家?みたいですけど。
木って簡単に加工できるから楽しい!再認識
そもそも、ホールソーがない場合は、小さくドリル等で穴をあけ、小さなノコを入れ、今回の方法を最初からするわけですから、出来上がるのは当たり前ですが時間かかります。
無事目的の位置に穴が出来ました。
ここから、一気に横配管も差し込み・・・1mm差し込みが足りないような気がする。
というか足りない!今回は透明チーズなため、状態がよく見えます。
1mm足りていないだけで、ボンド自体はみっちり接着されている状態が分かりました。
力を入れてみても、しっかりくっついてびくともしない。
あとはテストするしかない。
さらに、あらかじめ作成済みの洗濯機ホースを接続する部分となるエルボも接着!
グタグタが続きましたが、何とかリカバリしながらカタチは出来てきました。
洗濯機のホースもちょうど良い長さでカットし新たに先の部品を接着しました。
あとは完全に固まるまで、明日まで寝て待つことにします。
おっとその前に、晩飯、風呂、おやすみなさい・・・
翌朝
配管類は固まりました。
洗濯機のホースを配管に接続して、水を流してみます。
漏れていないか、各所を見て触りながらチェック。
まったくドライです。漏れていません。
透明のチーズ(分岐部品)部分を見ると、スムーズに水が流れています。
水を大量に流してみたりしても大丈夫
実際に洗濯をしてみました。
まったく問題ありません。
完成です。
これで思う存分に洗濯ができます。なんてったって、ワンルームにはオーバースペックな横ドラムの全自動。
いや、乾燥までできるのでワンルームには、というか、冬の札幌には必要です。
あとは細かなところが残っています。