八百万の森

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24時間換気扇 取り換え完了

3戸目の家の状態をみて24時間換気扇にしようと思い立ってから半年経過、やっと3戸ともすべての家の風呂を24時間換気扇に換装できました。

3個目の取り替えの後、2個目、1戸目と進みましたので写真は最後の1個目工事風景です。

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(完成の画:単なる換気扇です)

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(24時間換気扇の特徴である強弱切替スイッチ)

3戸目の家のカビと悪臭は、換気の悪さからもきているのではないかと。というのも、風呂の換気扇のカバーをあけて中をみた状態でわかりました。

(ほこりまみれの、見て汚い写真になるので撮ってません)

カビ・悪臭で結構やられて総クロス・床材とも張り替えした3戸目の家は風呂の換気扇が逆に綺麗・・・つまり、換気扇を使っていなかったようです。

2戸目の家は、カビや悪臭はなく一部壁紙と畳表を張り替えた程度で結構綺麗です。換気扇の汚れ具合からみてトイレの換気扇の方が多く使っていたみたいです。

1戸目の家は、酷使してきたもののカビや悪臭はありません。換気扇を20年ぐらいずっとつけっぱなし、たまに掃除機で吸い取っていたものの結構なほこりがついています。

総合してみると、換気扇を使っていた形跡のない3戸目のカビの多さは換気不足だったのかと思います。

ちなみに、使わない換気扇の方が、20年以上も経てば経年変化のせいなのか、ガーって大きな音がします。使わないので逆に軸受けが錆びてくるのかもしれません。

なぜか、ずっとつけっぱなしにしている換気扇が一番静かです。

そこで、換気扇はつけっぱなしにした方がよさそうですが一つ問題があります。

冬場は特に、暖房が効きにくくなります。つまり光熱費もかさみます。

というのも普通の風呂用換気扇を回しているからでして、調べると『24時間換気扇』というものがあります。

何が違うかというと、普通の換気扇の風量の半分、つまり換気で逃げる熱が普通の半分ってことです。

そうすると光熱費の浮くはず。

もちろん24時間換気扇の電気使用量も普通の換気扇の半分でした。

従来換気扇22W→24時間換気扇弱時11Wです

ということで、普通の換気扇で24時間換気していたので、当方宅はざっくり1戸当たり換気扇の電気代だけで年2千円以上は節約になるはずです。さらに光熱費も安くなることでしょう。長年使える換気扇ですので5年ぐらいで元が取れるなら良いものです。

ちなみに、強の時は普通の換気扇と同じ電気使用量になります。

賃貸にいした3戸目は、貸す前に自分で24時間換気扇に取り替えました。

借りた人は多分24時間換気でカビも発生せず健康的に暮らしていただけると思います。(勝手に想像)

先に換装した3戸目の家から、残る1戸目、2戸目の家への24時間換気扇換装は重い腰が上がらず、しばし放置して普通の換気扇をつけっぱなしにしていましたが、寒くなるにつれ暖房効率が気になってきましたので、完全に冬になる前に交換することにしました。

ダクト用24時間換気扇は、安いところで1台1万円もしません。

本体以外に専用のスイッチが必要です。これが単なるスイッチのくせして結構な値段。

これらの電気工事は「電気工事士」の資格が必要になります。(当方有資格者)

普通の換気扇から24時間換気扇にすると、単なる電源スイッチ回路だけでなく、強弱の配線が必要になるため、1本余分に配線が必要です。なので、配線も交換しなければなりません。

従来:電源・照明・換気扇の3芯線

  1. 黒色線の電源
  2. 赤色線の照明
  3. 白色線の換気扇

更新後:電源・照明・換気扇の強・換気扇の弱の2芯線+2芯線で合計4芯分

  1. 黒色線の電源
  2. 白色線の照明
  3. 黒色線の換気扇の強
  4. 白色線の換気扇の弱

という具合。

元ある線を回路から切り離し電流が流れないようにしてから、新しい線とロウ付けして呼び線にしてしまいます。単に撚れば良いかもしれませんが半田でガチっとロウ付けです

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(呼び線と化した従来線は引っ張っても外れないよう)

元の3芯線が呼び線となり、2芯線+2芯線を引き込み、配線の入れ替えが完了します。

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(手前のスイッチ部分でロウ付けした呼込み線が無事呼込みを終え天井口から出てきている様子)

換気扇本体は、配線を先に外しておきます。

そして、天井に固定しているネジを外すと落ちてくるかもしれませんが、通常はダクトへの接続部分が少なくとも一つは爪で引っかかっているはずなので、完全に落ちないようにはなっています。

パナソニックの換気扇は、下方にある天井に固定のネジと、2か所のツメをずらすとダクト側とのロックが外れ、本体のみ下へすり落ちてきます。

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(この状態からねじとロックを外すと本体が下へ外れる)

後は、ダクトへの接続部に使われているダクトテープを外して接続部品を外します。

付けるときは外すときの逆ですね。

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↑本体のない状態、すでにダクトテープで換気扇接続の板を固定済。我ながら上出来。学生の頃、空調関係アルバイトの経験からか・・

ちなみに2室方向へダクト配管のある換気扇です。

換気扇側の接続部品とフレキシブル管とのダクトテープでの固定ですが、先に5cm強ぐらいに小さく切って、仮止めに使います。

すると、部品がズレないので、全体を巻きながら固定するのも楽です。

換気扇側の配線は、3芯線とアース線。

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本体を入れ、配線を接続。これで完成です。

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【以下個人的忘備録】

24時間換気扇の配線は、この画のとおり

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(24時間換気扇本体には強と弱の電源端子があるのが特徴です)

2戸目の家は、まだ疑義?な換気扇スイッチのコンセント化【参照:換気扇の配線改修とスイッチ取り換え】はしていなかったので、今回その工事を一緒にしています。これで換気扇の配線改修も3戸の家すべてに行い終えました。

2戸目の家のジョイントボックス内です。スイッチなどに向かう配線は1.6です。接地側は接続が多いので差し込み型電源コネクターが2つ目に渡るので、その間の線を2.0にしています。渡りの先にコンセントがあるので、コンセント自体の容量ぎりぎり流れても大丈夫なようにしています。

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2戸ともまった~り途中昼休憩などを入れながら工事をすると、延べ8時間かかってしまいました