3/14(土)から3連休だったので、のんびり休暇を楽しもうと、古いカメラを取り出し試し撮りをしてみました。
カメラは Canon demi EE17 (1966年発売) という35mmフィルムだがハーフというもの。
ハーフとは通常は1枚使うところを半分のサイズにして2枚分撮れるという仕組みのカメラのこと。解像度は悪くなるが同じフィルムでも2倍撮れてお得感がある。
(Nikon 1 J1で撮影)
実はこのカメラは同じ機種で2台を所持する。1台目は父の物で露出計が不動だったので分解修理して動作するようにした。その後、何かの拍子に再分解したときにシャッターが切れなくなり原因解明できないまま蔵入りとなった。そこで、中古の良品をオークションで再調達した2台目となる。
なぜ、2台目をゲットしたかというと、このカメラでマニュアル撮影のいろはのいを習ったようなもので、その感覚が身についているからでした。
良い点はどう取ってもゆるくなる…ハーフなところ分解能が低いからか、距離によるフォーカス設定が適当すぎて甘くなりがちだからか。詳しいことはわからないがとにかく甘い。
きっちり取りたいときは悪い点ともなる。
ということで、とにかくゆる~く撮ることを目指して、撮り鉄の家族を誘い構図などのジェスチャーを受けながら撮ってみることにした。
今回用意したフィルムはKodak GOLD 100 24枚撮り ハーフなので倍の48枚撮れます
以前はすべてマニュアルで撮影していましたが、少し感覚を失っているので絞りだけAUTOにしてみます。AUTOを動作させるには、このカメラに合うMR9電池はもう売っていないので、少し電圧の落ちたCR44電池を入れて代用しました。
どうも今は市販水銀電池を使えるようにするMR9アダプターなるものが売られているらしい・・・ほしい。
いろいろ撮ってみた。デジカメのようにすぐに確認できないから不安。
でも、昔の勘所を頼りに48枚使い切った。
ぴ~んか~んな晴れでしたので、野外でのシャッター速度は250分の1か500分の1、内蔵露出計は常に絞り状態f16でした。
では demi EE17 で試し撮りをした結果です。現像ができた後の仕上がりをはじめてみる時がドキドキでした。うまく撮れているか、しばらくわからないのが何ともいえないフィルムカメラの持ち味ですね。
縮小するとカチっとなってしまうが、もっとゆるい
(南海電鉄高師浜線)
少し古い感じの絵になる・・・車両が古いだけかも
ひよちゃんの黄色もいい感じ
シンメトリー・・・昭和な感じで
電線もゆる絵になるか
やっぱり紫陽花を撮らなくちゃ、ガタンゴトンガタンゴトン・・・
(南海電鉄高野線)
紫陽花の花は終わりかけてたので、列車に合わせて流し撮りしたほうがよかったかもと師匠より
普通のミラー
普通電車、この路線は各停というが
(泉北高速鉄道)
このカメラには普通の情景が合う!
がんばれニャース!普通を壊せるか?(トリミング済)
縮小すると、このカメラの分解能の甘さが締まってゆるさが半減したでニャース