八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

トヨタ工場見学とサツキとメイの家

トヨタ工場見学とサツキとメイの家に行ってまいりました。
トヨタ会館(地下のレストランで昼食含む)→トヨタ工場→サツキとメイの家 という順路で名鉄観光のバスツアー(オレンジ色に犬がトレードマークの帝産バス利用)

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トヨタ工場見学では、大きく4つの工程工場に分かれているうち、組立ラインを見てきました。
すごいですねぇ。かんばん方式とか資料で見たり、人から聞いたりしてましたが、実際の現場をみるとすごいですねぇの一言。

組み立てラインは、前の溶接工程などと違って、細かなところが多く、人の感を頼りに人がほぼ組み上げて行きます。でも、なんとなく動きがロボットのように規則的に作業されて、私ゃみたいに、新たなことがつぎからつぎへやってきて、調べながら、考えながらしている仕事とは大違いでした。

ラインは配線をつけるところとか、ドアをつけるところといったように細かい工程によって分けられ、それぞれのラインに番号がついております。ラインの番号があんどんという電光掲示板に示され、作業の進み具合が表示されます。ラインで何かトラブルが発生したら、作業員がスイッチをいれ、あんどんのラインを示す番号が点灯し、トラブルを知らせます。そうしますと、リーダーが駆け寄り解決を試します。それで解決できれば、あんどんの異常ランプは消されます。解決せず、ラインが一定のところまで進むと、あんどんの表示は赤になり、そのラインは止まります。止まった後でも解決できれば、あんどんの表示は消え、ラインは動き始めます。

あんどんは、ひとつは作業員からの連絡手段。作業員がリーダーを呼び、解決させるというもののようです。ファミレスで、店員を呼ぶボタンを押すとあんどんごときの表示板にテーブル番号が点灯するのと同じですね。(まー、歴史から考えるとファミレスがトヨタのまねをしたのでしょうけど)

きびきび、動けるのも一つは「誰が何をする」が、決まっていることも守られているからですね。

ところで、あんどんの片隅に示される残業って何?ということで調べたら、目標生産数に対して遅れを残業で取り戻すための時間。これを見させて、心理的に作業時間をアップさせようというものだそうで・・・

作る車は、車種により装備により違うものが同じラインを流れるわけですが、作業も行いやすいよう、ラインに乗ったくるま一台ごとに平行して動く、そのくるまにつけられる部品の乗ったカートが横付けされており、作業効率を稼いでいる。

その平行して動くカートは作業員からのアイデアであるという。社内ではアイデアの受付をしており、採用されれば最高20万円の賞金が出るとか・・・

見学自体は、そのカートに部品を選定して置いていくところから見ることができ、選定していき、並べていく作業員の姿は当たり前だがプロ。多くの部品のなかから迷っているすがたがほとんど見受けられない。(社内で、そのようなことを競うコンテストなどがあるとかで・・・)

いやー、普段、職場の友と夢見で話し合っていること?もあり、具現化している。歴史長き企業だけある。・・・感激しました。

ちなみに、ここでは一台20時間で組みあがるんだって。(エンジンなど部品レベルの工程時間を除く)

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サツキとメイの家は、昭和30年代の家の中を触ってみることができるというものです。引き出しやら扉やらを開けて、中にあるものも触ることができます。ランドセルの中には当時の5年生の教科書が入っていました。

日当たり良好、この家が売っていたら、、私の幼少時代の面影がある家、懐かしく欲しくなりました。ちなみに、今回は春バージョンで、季節にあわせて内容も変えていくそうです。