大阪のマンション5号には、合計4か所の室内ドアがあります。
最初のドアに戻って作業を続けます。現在、このドアと修復済みの重い大ボスドアの2か所を手がけています。
(修復に手をつけ始めたころのドア)
このドアは1と2の状態以外に3と4の状態もありました。
- 何故かクラフトテープがいっぱい貼ってある
- 押縁が少し外れかかっている
- ドア下部の一部欠損
- ドアの下が擦っている・ドアの歪み・ヒンジの歪み
- 小口テープの欠損
- テープの剥がれ
- ドアストライクなどのネジがない
修復作業開始
3.の状態のドア下部の一部欠損は、色調整までのすべてを終えていませんが、パテで埋めてみます。
欠落箇所は、カーペット近くのガムテープが貼られているあたり。
アナログな電話加入権が必要だったコード付き電話の時代に、この部屋内に電話線を通したくてドアの下をくり抜いたのでしょう。
この作業は硬くて大変だっと思います。
既に通路になっているところを広げるような作業が簡単に思えたのでしょう。
私なら横の石膏壁に穴をあけます。その方が柔らかで簡単に穴があくからです。でも、壁が石膏で柔らかく、しかも空洞になっているなんて、一目見てわかりませんからね。
パテ盛りです。
写真は盛った直後です。あとで削って仕上げてあります。
欠落部分の作業は一旦終わらせます。
次に4の状態、ドアの下が擦っている・ドアの歪み・ヒンジの歪みが一番大きいドアでした。
(軸が微妙にせり出している)
ドア下の擦れは、ヒンジの軸を上下ひっくり返したりしてみましたがあまり改善せず。
まぁ、他のドアも同じような感じでしたので、新品のヒンジを新たに取り寄せました。
沢山あるとなんだか安心します。
ネジ穴の位置が同じタイプのためサクっと新品に取り換えできました。
実は新しい旗蝶番は元の旗蝶番と比べて1mmほどドアが上がります。そのため、上部の角がドア枠に若干擦れる状態になりました。
そうはいっても、ドア自体が外に向かって落ち込んでいるので、下げると今度は下部が擦れる状態となります。
上部の角がドア枠に若干擦れる状態に戻して、擦れるドア上部をやすり掛けしました。
物理的に削ってしまおうという作戦。
削るといっても1mmもないような若干です。見た目のかたちが変わった感はまったくありません。
さらに調整で下のヒンジにスペーサーを3枚(1.5mm厚)の調整を入れました。
これで良い感じです。一番歪みが大きいドアでしたがうまく収まりました。
そこのドアは、さらに6.テープの剥がれ、7.ドアストライクなどのネジがないの状態です。それらもDIYで何とかします。
つづく
Amazonで探してみました
使える硬化まで1日かかる感じでした。