手放したダックスの下書きが残っていたので掲載します・・今回はスイッチ補修で大変だったという話。
バッテリーも積み、各種電気系統をチェックしていた時のことです。
ホーンもチェック。
鳴らないなぁ?
バッテリーからテスターを当てながら配線を追っていくと、スイッチのところまで、電圧計が6V付近を指します。
このスイッチを押すとマイナスに接続されて、バッテリーまでの回路が繋がりホーンが鳴る仕組みなのですが、押しても鳴りません。
これは、スイッチ接触不良。
このスイッチは、外すとバネが飛び出て、再び収めるのに器用に手順を進めないと入らない構造になっています。
なぜわかるのかというと、ウインカースイッチの方を先日ばらして往生しました。しかし、その経験から、全ばらししなくてもできそうな方法を思いつきました。
接点が半分見えるかどうかのところまでは、バネが飛び出してきません。そうです、バネがびょよよーんと出る手前ギリギリのところで、隙間から接点復活剤で洗うや磨くをしてから、最後に接点グリス(タミヤのフッ素グリスを代用)でグリスアップしたら復旧するのではないかと・・・
試してみました。
成功です。
同じところにある、前照灯のハイ・ロースイッチも洗浄、グリスアップしました。
グリスのおかげで、スイッチの動きもスムーズになりました。
もう一度、同じ要領でウインカースイッチもグリスアップしました。
スムーズなウインカースイッチ。
おっと、このウインカースイッチは真ん中に戻りやすい機構になっていました。
グリスアップする前は固くてわかりませんでした(;^ω^)
ここからは、往生したスイッチの分解写真です。
カバーを取るとこのようにスイッチの端子版が現れます。
カバー側には接点とバネがあります。
バネは飛んでなくさないよう注意する必要があります。
このように納まっています。
この治まりのまま、端子板を挟む形でカバーを嵌めるのですが、バネで出っ張る板を押し込みながら、端子版をスリットのガイド部分にスライドしながらはめ込む必要があります。
一見して無理じゃないと思う技が必要なことが分かると思います。
精密ドライバーで押しながら、程よい角度と程よい地点でのドライバー外しで何度か試行してやっとのことではめ込みました。
もちろん、端子版をピカピカに磨いてグリスアップしてからです。
スイッチノブは軽くスルスルと操作することができるようになり、接点不良もなくなりました。
表面は結構荒れていますが、これで公道走行に一歩近づきました。
スイッチ部の修復完了。
ホンダダックスの回想です。このバイクに関する記事はカテゴリーから「ダックス ST50-VII 1978年」を選択すると一覧表示されます。
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