札幌のワンルーム、単なるピンポーンチャイムなのでテレビドアホンにします。
調べると電灯線から直接装置全体にAC100Vが接続されているタイプです。
現行でいうところ、パナソニック サインペット/100 EB720 の古い古いモデルでした。
この押しボタン(以下、押釦)にもAC100Vが加わっています。
今回はこれがミソ↓
押釦は共有部分になるようですので、現状復帰ができるよう取り外して保存します。また、回路も復帰できる工事にとどめます。
通常は現状の配線を利用しインターホンの親機と子機をつなぐのですが、そのためには現状のAC100V回路からの切り離しが必要です。しかし、電源分岐が壁内で、その根元での回路変更工事が簡単にはできません。
なので回路はAC100Vのままを使う案で行きます。
今回も電気工事士資格が必要です。当方所持者です。
使用するテレビドアホンはELPA WDP-100 、ワイヤレステレビドアホンで親機と子機間はワイヤレスです。配線が要りません!
しかし、子機の方の電源に電池を使用しますため、半年から1年で交換する煩わしさがありますが、この機種の子機は電池の代わりにDC6Vの外部電源(親機からの電源供給用)も使えるよう端子が設けられています。(注意:ELPAテレビドアホンの最新型はDC電圧が異なっていますので再確認が必要です)
そこに、AC100VからACアダプタで電源供給して使うようにしようという案です。
(AC100Vのチャイム回線を、100V電源から切り離し、インターホン回路専用に使う方法もありますが、AC100V接続点が不明なので、そのまま使うことにしました)
ミソ以上↑
上の写真は訪問者がボタンを押すワイヤレスTVドアホン子機にACアダプタを接続できるようにした状態です。ACアダプタに合うジャック付コード (ワンダーキット WonderKit 変換ケーブルφ2.1→JEITA2 WK-J2 を加工)を調達して外部端子に繋ぐだけです。接続に+-極性は考えなくてどちらに接続しても良いようになっています。たぶん、工事で極性間違いを起こさないよう、子機に整流回路があるのでしょう。
では、AC配線の回路変更図です。
自分が配線したわけでなく、壁内で可視できる配線でもないので、都度、テスタを当てて実際に合っているか裏をとりながら行います。
ホットと接地側の確認も行い、感電しないようにします。
もしも活線で①②の順を間違えると、訪問者があったときタイミングによっては短絡事故となりますので、順を間違えないようにします。
(注意:ELPAテレビドアホンの最新型はDC電圧が異なっていますので再確認が必要)
ところで、小学生のころ、チャイムを押すと感電するから怖いという家があると聞いたことがあります。たぶんこれと同じタイプのチャイムで、たまたま漏電していたのでしょう。
さぁ実践です。
玄関の押釦を外します。
活線にして黒線と白線の間をテスタで測るとAC106Vです。
ついでに、ホットと接地側を探ります。黒線と接地間を測ると106V、白線と接地間は0Vで、黒線がホット、白線が接地側ということが判明しました。
さっさと①コンセントを付けます。
これで他人様が感電することはないでしょう。
次に、部屋の中でチャイム本体から配線を外し、裏のボックス内で②結線します。
ここでも各線と接地間の電圧を測ると、黒線の方に電圧がかかっていました。白線へ電気が流れて外の呼釦まで行きますが、呼釦のところでは黒線になっていますので、どこか途中で白線から黒線に接続されています。(今回、場所の特定ができませんでした)
①②の工事が終了したので、もう一度玄関の新設コンセントをテスタで測ってみます。AC106V OKです。
玄関の壁内スイッチボックスにACアダプタをセットします。
この小さなACアダプタは余裕でスイッチボックスに入ります。
非常に小さいACアダプタです。
上から3番目の写真に全体が映っていますが、モノタロウ で販売していたユニファイブのACアダプターUNシリーズ UN110-0618-PL03B を購入。
あとは、カメラドアホン子機を設置します。
もともと、壁内スイッチボックスのネジ間隔に合うよう、筐体がネジ固定できるようになっているので簡単です。
カメラ方向を調整して、出来上がり
誰が来ても安心です。
このあと出かけたのですが、その留守の間に宅配屋さんが来ていました。
といった記録も録画で残っていて便利です
あっ!稼働している親機の様子を撮るの忘れていた
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