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本当の災害で役立った! 50W独立型ソーラー発電システム 使用方法まとめ

まさか独立型ソーラー発電(普通の屋根についているソーラーシステムとは少し違います)が、大いに役に立つ時が来るとは・・・
2018年の台風21号で3日3晩の大規模停電の渦中に、、、昨晩やっと復旧したところで、この冒頭からを書き足しています。

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この3日間、台風通過後は天気が良かったので、ソーラー発電は順調で、我が家はスマホに充電できる環境ができ、情報機器やランタンの電源には、およそ足りる状態で困らなかったです。ワンセグテレビにネットができ、情報不足による孤独感はなかったです。

停電になった瞬間、ちょうど洗濯中で洗濯機のふたがロックしたまま止まってしまったのですが、それも、この独立型ソーラー発電で、操作に足りる電源を確保でき、ロックを解除して、中の洗濯物を取り出すことができました。

ポータブルで、配線はワンタッチで着脱できるので、電源が必要なところに持っていくことができるようになっているのも特徴です。

以上、ここまで。

これは、持っていて良いものだと思います。

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ここからが、災害時でなく、ふだんの使用方法まとめです。

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50W発電・・・自宅構造上といいますかベランダ発電としては邪魔と言われない我が家のソーラー発電の実用的限界規模です。

個人でもそれなりのソーラー発電設備を設置して商用売電できる現代ですが、小遣いで出来るソーラー発電なら、このクラスが経費的にも痛手なく楽しい実用的おもちゃです

もしも電力会社が停電のときも非常用電源として使える頼もしいシステムです。(・・・もしもは実際に発生しました)

チャージコントローラーとバッテリーは樹脂製ツールケースにほり込んでいます。

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秋月通商のLONG 12V 12AHシールドバッテリを2本直結で24V仕様。

EP SOLARのチャージコントローラー、30V電圧計、エルマシステム装備の構成です。

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(持ち手があって便利)

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(配線の取り出し口は半田ごてでジュっと溶かして作成)

ここから、シガーコネクタを経てスイッチ付シガーソケット群に分配しています。

車載製品がほぼ使えるため利便性を考えシガーソケットで分配しています。

シガーソケットから先につける製品は12V車用でなく、24V車用(大型トラックなど)で揃えます。

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シガーソケットの先には、さらに5本分のスイッチ付きシガーソケットに分ける器具を付けています。これで機器を個別にON-OFFできます。接続した機器の未使用時待機電流をシガーソケットからプラグを抜くことなく安易にカットする目的です。

これも自作しようかと思いましたが、配線もある程度太く損失の少なそうな市販品があったためポチって入手しました。

スマホを充電できます。一応2.1A出力です。待機電流の少ないものが良いです。

そのほかの専用充電器を使うタイプのものはDC-ACコンバータでAC100Vのコンセントを用意しています。最大30Wですが、充電器に使うぐらいなら十分です。しかも、待機電流が極省です。

PCを自家発電で利用する、かねてより思っていたことです。できましたが、今はスマホの方がメインですので、PCは繋いでいません。

◆↓ノートPC使用の記録はここから↓◆
(うんちく的面倒な自分の記録ですので読み飛ばしてください)

最初は、12Vシステムを構築していたため、DC-ACコンバータで一度AC100Vにして、そこにノートPCのACアダプタを付けて使うのが多いと思いますが、少し違う方法をとってみました。

私のノートPCは10V。最大4Aぐらいの電流になります。

これはタチが悪いです。この太陽光発電システムの場合、バッテリーが空で11.4V~満充電で14.5Vの間を変動します。直接つなぐと常に電圧オーバーです。

電圧を降下させるにも11.4-10.0=1.4Vしかなく、この差分で4Aが流せるコンバータも見当たりません。

なので、16.0V昇圧の後10.0Vに降圧するよう2段階のインバーターを使用していました。

◆↑ノートPCの記録以上↑◆

12Vシステムですと、ケーブルの太さは重要です。細い線では電流の多いノートPCなど使うと、すぐに電圧降下を起こします。

結局ノートPCで使用するのはやめました。たかが50Wではスマホタブレットで使用する方がよさそうです。

また、チャージコントローラーがイマイチなのか?バッテリーが1年とも持たない。

以前のチャージコントローラーは充電完了・放電完了の管理機能が甘かったため、一時的に過充電、過放電なっていたのではと思われます。

バッテリーが何度か寿命を迎えたので、途中から2本直結にしてチャージコントローラーも入れ替えて24Vシステムに変更しました。

12Vシステムの方が、普通自動車用の安いカー用品も使えて便利、ソーラーパネルとバッテリーも1個ずつで気楽ですが、24Vの電気効率の良さを優先しました。

これにより2年経った今も一応大丈夫のようですが、最初のような持ち方ではなくなってきたので、エルマシステムを追加しました。

エルマシステムでバッテリーの寿命を延ばし限界まで使用するつもりです。

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(木製の土台が底に入っています)

このブログには、他にもソーラー発電記事があります。

右のブログ内検索で ソーラー発電 と入れてみてください。

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この記事のソーラー発電はDIYによる小規模なものです。

もし、家の屋根に業者が取り付けたソーラーパネルが付いている家なら、このようなDIYをしなくとも停電時はパワーコンデショナを独立に切り替えることでソーラーによる非常用電源が確保できるものが多いでしょう。確認してみてくださいね。