大阪のマンション5号室をゆっくりと改装して1年が経ちましたが、吊り棚からの石鹸の臭いが消えません。
無臭化するためいろいろと試してみましたが、依然として臭います。そこで、強行的な無臭化を目指すことにしました。
これまでに
石鹸の臭いを消すにはどうしたら良いのでしょうか?
順に以下の方法を試しました。
- 水拭き・・・全く効果がありません。
- 中性洗剤を使った水拭き・・・あまり効果がありません。
- クエン酸を使った水拭き・・・ある程度効果があります。
- 油分を除くアルコール・・・かなり効果があります。
最後のアルコールですが、香水は油を基にして作られているので、かなり効果があるということは香水が原因かもしれません。
それでも内部に染み込んでいるのか、少しずつ臭いが放出されるため、扉を閉めると臭いが溜まります。そのため扉を開けたとたん強烈な石鹸臭が解き放たれるという状態は改善せず。
その瞬間、「何となく石鹸の香りがするね」程度なら良いのですが、「石鹸臭い!」です。
強行の始まり
やむを得ない、この吊り棚を撤去するか、臭いのする部分を更新するか・・・その前にシートを貼って封じ込めてみよう。
大量あまり物売りで格安購入したダイノックシートを取り出し、ケチることなくカッティング。
サクっと貼りました。
色のバランスを考えて中棚もシートを貼りました。やはりシート貼り仕上げは綺麗だなぁとしばらく見惚れていると、本来の目的を思い出し、ワンコみたいに臭いを嗅ぎまわってみました。
板表面からの臭いはないぞ!
そりゃあ、シートで覆っているのだからあったら怖いだろう。って自己ツッコミしながら評価。
その代わり今までわからなかった大きな臭いの発生源を特定できました。
矢印が示す板と板の隙間です。
ここは水拭きできなかったところです。
そして経年によりできた隙間のため補修する必要もあります。
以前から愛用している、次のような部品を持ち出してきました。(100個入を買ったので、たくさん余っています)
ネジの頭を家具にあわせて見栄え良くするためのものです。
木ネジ、連結ワッシャー、連結キャップです。
ネジ一本で修理します。
隙間を覗くと、今まで扱った吊り棚と同じ構造でした。3cmほど開けた間隔で2本のダボが使われていて、そのセットが手前と奥にありました。ダボ付近は木材が詰まっていると思うので、手前のダボ2本の間に木ネジをねじ込みました。(もちろん下穴を作ってからです)
中の木材に締め付けると、隙間がなくなりました。
これで多少の力が加わっても隙間が空くことなく安心できます。
このままでは見栄えが悪いので、連結キャップをして出来上がり。
昭和な家具になった感じです(笑い)
もう一つ、狭くなった隙間もさらに密閉させるため、壁紙用シールでシールしました。
封じ込め完了です。
さて翌日、臭いはするようなしないような、言われるとあるような・・・。
さらに1週間後、部屋が無臭になりました。成功じゃないですかね。
あとは、年月で臭いが気になるほどにしみ出してくるかは?です。
引き続き様子をみることにします。
Amazonで探してみました
クロスの継ぎ目を隠して剥がれを防止するものですが使えます。
見える皿ネジタイプのネジを取り付けるときの仕上げアイテム
キャップを嵌めて見栄えをよくします