クラッチアームの異常は修理完了したので、ついでにフロントスプロケットを12Tから14Tにしてみました。
あわせてチェーンスライダーも設置しましたので、その記録です。
50ccの3速自動遠心クラッチのモンキーは、普段の走りでもエンジンが回りすぎて音が凄く大変そう、最高速試走すると55kmぐらいで頭打ちです。
この時の回転数は9000rpmを越えていると思います。
息子からのリクエストは、加速は十分すぎるので、振動が出るぐらい回さずとも法定速度ぐらいは巡行したいとのこと。
同感。
車重がないのでその分ゼロからの加速が良いので、加速が鈍ってでも少し低い回転のままで高速が出せるようにしてみたいと思い14Tのフロントスプロケットを入れることにしました。
左側クランクカバーとチェーンカバーを外す必要がありました。
右側クランクカバーのネジをインパクトで外す際に合わせて左側も緩めておいたのでスムーズにカバーを外し終えました。
修理して操作できるようになったギアを1速にしてスプロケットがフリーにならないようにして、スプロケットのネジ2本を緩めました。
スプロケットを固定しているプレートは、少し回すと外れるポイントがありましたので引き抜きました。
スプロケット自体はそのまま引き抜いて取り除きました。
さらにリアアクスルボルトを緩めてタイヤを前方向へずらしておきました。
これでチェーンの張りが弛んでスプロケットが取りやすくなりました。
次の作業でスプロケットが大きくなるのでこうしておかなければハマりませんしね。
12Tと14Tの違いです。
スプロケットの大きさがだいぶ違いますね。
12Tの刃の減り具合は新品同様です。キタコの歯より太いですぐらいです。
スプロケット周りは汚かったのである程度綺麗にしました。
固着した汚れはフックの先で突きながら剥ぎ落しパーツクリーナーで洗い流しました。
大体ですが。
アームの付け根はチェーンで擦って塗装が剥がれ薄ら錆がありましたので、さび落とし錆転換後シリコン塗料で簡易塗装しておきました。
さらに、スイングアームのサイドもフリーとなり作業がしやすくなりましたので、チェーンスライダーも付けてみました。
ミニモトのものです。純正より安いのはありがたいですが、ボルトのメッキが怪しいので後日経過観察です。
スライダーは、Z50J Z1に付いていないものですが、スイングアームが同じ形なのでまったく問題なく付きました。
この後で14Tのスプロケットをはめ込み逆の手順で取り付けました。
存在感のあるスプロケットという表現で良いのか、スペースに対してめいいっぱいです。
チェーンの張りを調整して、スプロケットまわりが当たらないことを確認しました。
スプロケット交換完了です。
ケースをはめました。
新しいステンレスネジで留めようと思ったのですが、下の後輪側のネジの長さが37mmのところ40mmしかなく、とりあえず古いネジを使いました。
40mmを無理やり締めこむとエンジン内部へ貫通してしまうところでした。
気づいて良かったです!
つぎは、クラッチまわり修理のため外したマフラーをメンテナンスします。
一見綺麗でしたが隠れたところにポロポロ落ちるほどの錆がでていたので、とりあえず処理してみます。