前回、ベアリングを外す作業が終わり、今度はベアリングの挿入です。
お手製の道具。
といってもボルトとワッシャーです。
これで締めこんでいくというだけの単純さ。
M10ボルトに、M10ボルト用ワッシャー外径40mmでサンドイッチにしていきます。
40mmは、ベアリングより大きくホイールに当たって止まる大きさです。
ベアリングは、次のNAICHI製を買いました。
50ccのカブは、フロントは6300、リアは6301だそうです。ほかの排気量のカブも'97年までは同じだそうですが噂です。
フロント2個、リア2個全部で4つ購入!あと2つ写っていませんが、あります。
外した古いベアリングの品番とも合っていました。
枝のアルファベットでゴム防水・防塵か、金属防塵かとかがあるそうです。私は元ついていたのと同じ金属防塵のZZEにしました。
まずはリアホイールから。
- 両方にベアリングをセット。
- 両方いワッシャーを噛ませて、ボルトをセット。
- 締めこんでいくと順調に嵌っていき、両方のベアリングがワッシャーがホイールに当たり留め具となって面一面で入りました。ワッシャーのおかげでベアリングが平行な状態で入りました。
- ここから微調整します。ワッシャーがホイールに当たって止まるのを解除するため、片方だけワッシャーを外して、ベアリングがホイール面一から1mmぐらい奥になるよう、締めこみました。
同じことを少し違う書き方で説明(*^^)
車体前方に向かって左手ドリプンギア側のベアリングは面一でしたが、右手のベアリングは面から1mmぐらい凹んだ位置にありましたので、その調整です。
ボルトをいったん外し、ドリプンギア側にはワッシャーを嵌め、右手のベアリングにはワッシャなしでボルト直に当てがい、さらに圧着していきます。
すると、右手のワッシャだけが少しずつ面一より奥に入っていきますので1mmぐらいのところで留めました。
この状態で中のカラーはある程度カラカラと動く状態です。
これを締めすぎるとカラーが両方のベアリングで圧着されて、動かなくなります。
中心がズレたまま固定してしまうとアクスルボルトが入りません。前回のようにドライバーをテコの応用で真ん中に来るようにして直せば済むのですが、あまり固いと面倒なことが想像できます。
リアホイールのベアリング挿入は完成です。
次に、フロントホイールです。
リアホイール同様、両方のベアリングをボルトで圧入していきました。
ところが、車体前方に向かって左側のベアリングが斜めになってしまいます。
(ボルトとナットの状態:ナット側のワッシャーが斜めになる)
ラップに包まれているのは、中古で買って梱包されたままだから・・・ただ、これは部屋が汚れなくて良いことがわかった。
フロントホイールの進行方向に向かって右側だけは、ほぼ圧入が完了しました。
斜めになった新品ベアリングをたたき出すことは、ベアリング自体を壊してしまう可能性が高いです。
そこで、前回の作業で反省して買っておいたベアリング外しの道具(ベアリングスプーラー)が届きましたので使ってみます。
説明書通りセットして、スパナでクルクルと…
凄い簡単、音もなくニュルニュルとベアリングが出てきました。
これは良いです。
最初から買っておくべきでした。
ベアリングを外すことが簡単になったものの、何度ベアリングの圧入を試みても斜めになります。
斜めになるところを観察しながら圧入しているうちに一つひらめきました!
今まで斜めになったのはワッシャーとナット側で圧入しようとしたからではないか?
ナットを締めこむときにワッシャーに不均等な力が加わり斜めになる。
ボルトの頭側に変えて圧入してみました。
(ボルトの頭側でワッシャーを圧入している画像)
当たり!
まっすぐに入りました。
ということで、斜めになるときはボルトの向きをかえてみましょう。
奥まっています。
ゴムをはめ込むだけの空間が必要ですからね。
このゴムをはめ込んで完成しました。(*^^)v
Amazonで探してみました
ベアリング外し器具(ベアリングスプーラー)