うちの家は、バリアフリーなど皆無の時代のものですので、木製の敷居が出っ張っておりますし、段差もあります。
出っ張っていると、どうしても削れます。
時間とともに角がささくれ立って、取れて、削れて、丸くなっていくのです。
4軒、現状復帰のリフォームをしてきてピカピカの綺麗になり一部は賃貸にしました。うち1件は現在もリフォーム進行中。
気が付けば、現在一番傷んでいるのは、リフォーム中の物件と比べても、長年住んできたメインの家の方が傷んでるじゃない?となりました。
まずはその敷居です!
(敷居の角が取れてきています)
敷居を見るたび時が過ぎるのを感じました。
(写真の白い部分はは今回の修復作業の途中です)
子供が小さいときに、家じゅう足けり車に乗って回っていたので、その時にまぁまぁ削れ、そこがだんだんと大きくなっていきました。
連休中は、札幌の別宅に行くにも飛行機代が高いので、やめにして、今は見るも無残に削れてしまった自宅の修理をしてみることにしました。
方法 : 木工パテで埋めて整形したのち塗装する!
元から塗装された敷居ですので、パテ盛りさえうまくいけば車の板金同様にわからないようにできそうです。
一番ひどい敷居からチャレンジです。
パテは、木工用パテを使ってきて、今まで使ったことのない商品にしてみました。今まで使った木工用パテは基材のザラザラ感が残ってしまって、いまいちだったからです。
削れた角に当て木をしながらおよその角を作りながら少しずつパテもりします。
2種混合したら4分ほどで盛らなければ硬化してしまいますので、少しずつです。
実際に出来上がる角よりほんの少しだけ盛り上がるような感じでパテもりします。
少なすぎると凹みになるし、多すぎると後で削るのが大変ですし、パテがもったいないです。
24時間以上乾かしてからやすり掛けしてくださいとありますので、その通りします。
最初、#180のサンドペーパーで削りましたが、すごく時間がかかるし腕がパンパンになってきます。
これはいかんと、電動サンダーを検討したものの、埃まみれになる、音がうるさい、振動がマンションなら響くと聞き、躊躇していました。
そんな時、変わった削るアイテムを見つけました。
NTカッターが作っているドレッサーというタイプの削る道具。
細かな刃先が付いていて、パテなどの粗削りに向いていると能書きがあります。
もしかして、ちょうど良いのでは?
粗削りというタイプを購入、試してみました。
あっという間に、ほぼ元の木と段差ない状態に削ることが出来てしまいました。
最後に、サンドペーパーで少しだけ磨けば、段が完全になくなり綺麗に加工できました。
これは早々に作業が進みきれいに仕上がります。音も刃先で削れる音、そうカンナのようです。
パテの方も、性能良く、失敗したら削りきって、パテもりをやり直せばよいです。
それだけしっかりと完全に接着密着するパテですし、表面もきめ細かな仕上がりになります。
整形し、形は綺麗に出来上がりました。
角のエッジがよみがえりましたよ!
水性塗料を塗りました。
少しマッドなアレスコ つやけしアーチブラウンです。
新築時の状態が戻りました。すごーい!成功です!
これなら、賃貸にしている物件の復旧修理が必要になっても自分で安く簡単にできるので、目くじら立てて敷金差し引くなってことしなくてもよさそう。
大家の修行は続くのであった。
【補足】
先日、同じマンションでお世話になっている不動産屋のリフォーム後販売の内覧がありましたので、敷居をどう処理しているか家内とともに見てきました。
同じようにパテで埋めているようなのですが、表面は塗装でなく化粧シート!
この方法も有りかと、二人で納得したのでした。
たぶんこの方法だと、さらにパテの出来はカモフラージュできそうです。
でも化粧シート多様しすぎだったので、少し落ち着きがないようにも思えました。
やはり塗装の方がしっくりくるのは、自分の感だけでしょうか。