気味急制動気味に停車するとエンジンが一瞬停止したぐらいになり、アイドリングに戻るという現象が発生することがある。
イグニッションコイルが120,000kmあたりで、故障したというブログを数件見つけ、自分の車もとっくにその距離をいっているので、交換することにしました。
といっても、ディーラーで頼むと5万円はいきそうでしたので、自分で部品を調達して取り換えることにしました。
今までろくにモビリオのエンジンを触ったことがなかったので、どうなるのかと思っていましたが、工具さえあれば意外に簡単でした。
モビリオでもXTというグレードで、110馬力のVTECエンジンが付いた方です。モビリオスパイクのエンジンと同じと聞いています。全部で4本です。
ちなみにモビリオ のその他多くのグレードは、i-DSIエンジンで燃費重視のために1気筒2本のプラグを付け入るので全部で8本付いているらしいです。これだと全部交換は躊躇します。
さてイグニッションコイルの位置ですが、トップのエンジンカバー内だろうと思ってカバーを外したくなるのですがXTグレードの場合は必要はありません。
エンジンのトップでも全面でもでもなく、後ろをのぞき込むと、イグニッションコイルが4本付いていました。
写真中央付近。もう少し寄って撮りました。
手前から三つ、奥の四つ目も少しだけ写っています。
コイルに1本のケーブルが付いていますので、コネクタのロックを抑えながら外しました。
イグニッションコイル自体は一本のボルトで固定されていますので、それを外せば簡単に抜けました。
ちょっと狭いので、レンチと手を入れるスペースを考えながらボルトにアクセスしなければなりませんでした。
周辺にあたっても怪我をしないよう手袋をはめ、懐中電灯であかるくして、ソケットレンチに短めのエクステンションを付けると快適に作業ができました。
取り外したイグニッションコイル。以外に真ん中寄り2気筒でなく側面側の2気筒の方が焼け跡が付いていました。特に助手席側の気筒は濃い焼け跡です。焼け跡が強いところほど、放熱性が低いということで故障率が高いでしょう。ほかのモビリオスパイクなども助手席側が故障していることが多いように見受けられるので、イグニッションコイルの不具合でとりあえず故障部分だけを直したいなら、助手席側を変えてみるとビンゴかもしれません。
外した純正のイグニッションコイル。日立製 品番見えず不明。
新しいイグニッションコイル
日立製 u09008-coil
今回はモノタロウで購入。
ついでプラグも交換しました。プラグは元からプラチナです。
さすがプラチナプラグ、見た感じ溶けた減りもなく不具合ない状態でしたが、新品を買いそろえていたので交換しました。
0.4mm径電極とU溝接地電極で火種が大きく優れた着火性能があるというものです。
プラグ交換には、エーモン プラグレンチ 16mm ユニバーサルタイプ で合いました。
大きくて入らないのではとも思いましたが、先がくねくね曲がるので問題ありませんでした。
新しいイグニッションコイルをはめて完成!
さぁてこれら交換後ですが、当初改善したらよいと思う点の『急制動気味に停車するとエンジンが一瞬停止したぐらいになり、アイドリングに戻るという現象が発生することがある。』
→ 一瞬停止まではいかなくなりましたが、それでもアイドリングがだいぶ落ちて戻るといった状態のままです。別に問題があるようです。
しかし、経年の車の症状と諦めていた別の気になる点、停車時のアイドリング振動がおさまり、停車時からの加速で、最近トルクがなくなったなぁと思っていたところが大いに改善しました。
そしてガサツな感じでエンジン回転が上がっていたのが滑らかに吹き上がる状態となりました。
燃費も1割以上伸びました。これは春になり、暖房がない分、そのようになるのかもしれませんので、もう少し様子を見てみたいと思います。
・・・その後一か月、やはり、レスポンスはよく、エンジンが滑らかに回ります。5万キロ頃の感覚に戻った感じです。
今回の交換時 128,759Km
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