コロナで2週間もお休みしましたが、完全復帰したので巻き返したいと思います。
7月27日(日)にシグネチャーパビリオンの「いのちのあかし」の予約が取れましたので、再び万博会場を訪れました。
前回訪問時に備えた日傘で、この炎天下の万博もさらに水があるだけで、どこまでも行けそうな気になります。
定点観測のミャクミャクは、真昼間ですのでスポットライトもありませんね。

目的のパビリオンに到着しました。
シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」

噂には聞いております。会場の中からランダムで一人選出され、人前で誰とも知らない人としゃべるのをほかの者が見るだけということを…
ここ最近、自分自身もニッチな事例報告をお題に100名ほどを前にして登壇の機会が増えています。練習がてら…いやいや即断対話のフリートークだったら難しいなぁ。
詳細不明なため、興味本位で参加です。
入館時にお題のカードが渡されました。

このカードの裏に印があれば、登壇候補者とのこと。
100人ほどのなかから5人候補者が当たり、そこから1人を選定するとのこと。
実際に候補者になった方のブログをみると、選定直後に辞退するかどうかを聞かれるそうです。
私のカードは「はずれ」

対話時間になるまで館内の見学ができます。
古い建造物も好きな私はじっくりまわりました。
「奈良県と京都府の2つの廃校舎を移築し、
3棟のパビリオン建築として生まれ変わらせています。」
とのこと。生まれ変わらせていますというところが味噌で新しい木材や鉄骨に鉄筋コンクリートの構造となっていまして、廃校を材料としてデザイン全体を活用しつつ、古い校舎の雰囲気をだしながら耐震的基準を満たしているところが素晴らしいと思いました。
4mの鉄筋コンクリートの土台の上に乗る木造校舎

これは、「鉄筋コンクリートが土台の上に校舎が乗っている」と説明がありましたが、どちらかというと、コンクリ部分はホールの壁なんですね。
木造校舎は上部採光窓と屋根部分といえます。
傘だけの新しい照明を採用して古さとの違和感を無くしています。

窓ガラスに書かれた河瀨直美の直筆落書き

こちらもです

樹齢400年の杉の板で作られたスピーカーです。
奈良県内で録音された自然の音や音楽を再生されており、耳を近づけると聞こえてくるような微かな音量になっていまいた。
これで自然との一体感を体験することが狙いだそうです。
カフワアーキテクトというところの技術だそうです。

パビリオンの中央には、奈良県十津川村の旧 折立中学校 にあった推定樹齢100年のイチョウの木がシンボルツリーとして移植されています。
河瀨直美が、かわいそうになって移植されたそうです。…そうすると万博の後もどうなるのか気になります。

それで、対話とうのは、ミニシアターのようなホールの段々状の椅子に腰かけ時間になると、中央の階段にスポットが当たり、今回選出された対話者が上段からゆっくり歩いて、下の舞台に正面の大きなLED高解像度スクリーンに向かって登壇されました。
すごい、現れ方が女優さんかと思いましたが、会場から選ばれた一般人です。
対話が始まると、この方、堂々とまるで初対面でない方としゃべっているかのようにしゃべりました。
私は、電車の中でたびたび遭遇する二人の会話を聞いてしまっているようです。
しかし、スクリーンのなぎら健壱さん似の男性が鮮やかに映し出されている姿と選出者の後姿をみると、いつものそれとは違い会話に没頭しました。
会場側の選出者の方は、今回のテーマでいうと善側という、いつも譲る側になるので善ということを主張されていました。
10分間の対話は話に決着がつくことなく通信が途絶え「ぶちッ」と終わりました。
そして、ナレーターが「この対話に答えはありません」と伝えました。
そのあとは、あらかじめ用意されたエンディングが流れ、内容は晩年に一人になり、寂しさから鬱になったが、介助者が現れ、鬱の症状を残しつつも幸せに生きてられるというものでした。
最後に、会場の観客もスクリーンに映し出され終了となりました。
アドリブな対話を展示と考えると、逆に貴重な体験をしたかのように思えました。そして不思議さと、清々しい感覚で館を退出しました。
これ、ほかの方はどう思ったのでしょうか?
何気ない会話と同じですから千差万別なのでしょうね。
「会話」から得る効果本来のすばらしさを劇場レベルに近づけたとでも言えようか。
さて、4mの土台の底にある扉を抜けるとホールの館外で完全終了です。
向かいにある自由入場の校舎にも入ってみました。

ハイブリッドなつくりになっていますが、校舎の古さが前面に出ています。

くもの巣が似合います。

少し待ったりしながらここで休んでいきました。
鉄筋コンクリート造の建物より、幾分涼しさを感じるのは気のせいでしょうか…
未来につながる森 静けさの森アートプロジェクト
木造校舎のせいなのか、森に入りたい気分になりました。
すぐ横の静けさの森に入ってみました。
ここは、アート展示もあります。

オノ・ヨーコの作品
「平和と人権」

これ、鏡が筒の底にあって、空と木々を映し出しています。
ピカピカなのは、誰かがいつも磨いているのか?
疑問だったのですが、実際にお姉さんが丁寧に掃除をしている様子がこの日見れたので納得しました。同じ作品が2か所にあるので暑いなか大変そうでした。
作品自体は、空の雫を見せる詩的コンセプトで、“共有の風景” を見つめながら、社会や国境を超えたつながりへの意識を高めることで、平和について思いを巡らせる狙いがあるということです。
巨大なヒスイが展示してありました。

新潟県、糸魚川のヒスイ原石、サイズ:1,300mm× 900mm×1,000mm
重量:2,100 kg
(参考:EXPO公式 https://www.expo2025.or.jp/officialblog/blog-20250805-01/)
自分の家にも2kgぐらいのがあります。礼文島にあったものです。
ヒスイの文鎮もあったはずだけど、どこへ行ったかなぁ…と思い出させてくれました。
そして、森の中央には池があります。

夜に来るとカエルが鳴いていたりします。
ここに来ると、人でざわざわした周囲とは別世界で、静かな森の中という感じになります。少し入ったところなのですがね。
トマス・サセラーノの作品
「未来のコミュニティとモビリティ」

ステファノ・マンクーゾ and PNATの作品
「地球の未来と生物多様性」

まだ一部です。
全容と詳細は、静けさの森アートプロジェクト公式ページを参照したほうが良いです。
とうこうとで、何かアートな感覚にも研ぎ澄まされての帰宅となりました。
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この時期、日中は必須です
