灯火類が正常でなければ整備不良で公道を走れません。
ということで、電気系統をメンテナンスしてみます。
スーパーカブ SDX は、セルの有無が選択できる車種です。セルありは12V車で、セルなしは6V車の仕様です。
私のはセルなしで6V車です。
まずバッテリーが劣化していましたので新調しました。
バッテリーの種類は、6N4-2A-4 です。
6V車は、開放型バッテリーが通常です。
懐かしいですねぇ。6Vの開放型バッテリーって、今や種類が少なくてやや高価。
6V環境は、電気的に負担をかけるときが多く、密閉型バッテリーでは、その負担をカバーしきれず壊れやすいので、開放型バッテリ―となっているようです。
開放型バッテリーを使えるまでの準備
- 排気口の赤いキャップを外す
- 黄色いキャップ3つを外す
- 付属の希塩酸を3つそれぞれの層にUPPERの線まで入れる
(傾けると排気口から液が漏れることがあるので要注意) - 黄色いキャップを閉める(10円玉で漏れないぐらいに締める)
- 充電器に繋ぎ、通常充電する(12時間)・・・準備完了
バッテリーは懐中電灯などで透かすと液面が分かりやすいです。
また、年代物懐中電灯が出てきましたヨ!
6Vバッテリーも充電できる充電器も新たに新調。12Vも可能で、サルフェーション除去付き星乃充電器です。
充電が済んだら、バッテリーをスーパーカブに取り付けます。
バッテリーケースの上方にあるボルト1本を外すと、バッテリーを固定している金具が取り外せます。
ギボシが逆って多いよ
古いバッテリーを取り外して端子を確認すると、新しいバッテリーとマイナス側のギボシがオスメス逆でした。
ここは、手元にあるギボシと配線で逆にする変換コードを作りました。
こういうのは、この手のバッテリーにあるあるです。
どちらがどのギボシという決まった規格はないようです。
ウインカーの不具合対応
新しいバッテリーを付けて灯火類をチェックすると、左ウインカーは正常だが、リアの右ウインカーが、うっすら光る状態。
むむッ!これは・・・12Vでは、、
・・・思った通り
リアの右ウインカーだけ12V電球がセットされていました。
( ^ω^)・・・ホームセンターへ行って6V電球を調達。
交換すると、それでも右ウインカーは弱弱しく点灯し止まる状態。
エレクトロブザー付きなのでピーピーとなりますが、それも弱弱しい。
バッテリーは新品で、片方は正常で片方はダメというと・・・
ウインカーリレーが故障ということでしょう。
元から付いていたウインカーリレー MITSUBA 6.4V 90c/m 8Wx2+3W
- 90c/mは、1分間に90回点滅
- 8Wx2+3Wは、ウインカー電球8W x 前後合計で2個 + 3Wのエレクトロンブザー
という仕様上の意味だそうです。
6Vのウインカーリレーって、私の経験上、放置していても自然に壊れる印象です。以前のバイクも6Vでしたが例に漏れず。
でも、信頼のMITSUBA製、新調も現在の同仕様のものにしました。
新しいリレー付属のゴムは向きが90度のひねりが無かったのですが、取付できました。
元気にウインカーが点滅する状態になりました\(^o^)/
他の灯火類も一通り点灯するようです。
メンテナンスはつづく。
amazonで探してみました
6Vバッテリー 6N4-2A-4
サルフェーション除去で電極ショートを防ぐ星乃充電器