八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

EXPO2025:コロンビア / コモンズF(カザフスタンのみ) / イタリア

8月8日(金)です。待ちに待った?この日です。なんとイタリア館の予約を取っていたためです。

7月まで待ち0分だった18時30分過ぎの東ゲートが並ぶようになりました。

この日は5分待ち。

会場内も多いです。

定点観測のミャクミャク前も、たくさん人が写りこみました。

東ゲートから入るとイタリア館はまっすぐですが、足は左方向へ…

予約時間まで余裕があったので、先日のバーレーン周辺で入館できていないパビリオンが気になり、その一つコロンビア館に並びました。

会場内で時間を節約して回る方法は、なるべく近くのパビリオンを順に回ることですが、それに反して好奇心の方が勝ちました。

コロンビア館

ノーベル賞作家 ガルシア・マルケス「百年の孤独」をモチーフにした館ということで、最初にマルケスと作品、そのマルケスが使用したタイプライターが展示説明された部屋に通される。

私は「百年の孤独」は読んだことがないので、残念ながらわからない。

蝶がキーになっているようで、館奥へと流れていくように展示されていました。

コロンビアの多様な生産物を展示している部屋に通されました。

プロジェクションマッピングで綺麗です。

そして、その展示物は実際に触れます。

「赤砂」や「カカオ」は触りましたが「パーム」などオイル系は後のことを考えると無理でした。

保湿代わりにいいでしょうけどね。

あと「水」というのもありましたが、スライム状になっていて子供たちが喜んで触っていました。

次の部屋へ行くと、天井をずっと蝶が続いています。

色々な展示説明です。

パネル展示など多数。

これは生物多様性について説明がありました。

天井の蝶を追う形で進むとディスプレイメインのコーナーへ

ここでは「蝶に導かれて」というタイトルのもと、コロンビアの多様な紹介映像が流れました。

それで、天井の蝶は「そういうことだったのか」ということに。

コロンビア館を出まして、大回りですが大屋根づたいにイタリア館方面へ向かいました。

コモンズF(カザフスタンのみ)

もう少し時間がありそうでしたので並んでいる人が居ない道中のコモンズFに入ってみました。

なんだか通路が左右に一つずつあるようです。右側を進むと中に入ったところで数人並んでいました。

どうやら、入れ替わり制のカザフスタンのパビリオンに入るための列のようです。

15分ごとに入れ替わり、さっき変わったところなので15分ほど待ちです。

さらに中で15分観覧すると所要30分はかかるということで、イタリア館の予約が40分後に迫ってきていたので、移動時間を考えると少し焦り💦

丁寧な説明ですが、焦りが増します。

「ユルト」というテント式住居の中で自画像を撮って、プロモーションに流れてくるというイベントもありました。

凄いのが臓器を生体のまま長時間運べる装置の展示です。

実物3台のうち1台を日本に持ってきたとのこと。

実験動物での臨床試験中ですが、年内にも人の臓器においても試験が行われる見込みとのこと。

将来はこれで、国を超えるぐらいのドナー臓器の移動が可能になる装置です。

ちょっと先の未来を見た感じで満足しました。

カザフスタンを出るときっかり30分経過、イタリア館の予約時間まで10分もありません。同じコモンズFにあるほかのパビリオンは後日来訪時に観ることにします。

少し急ぎました。

イタリア館

今は終わっているイタリア館が独自に用意した方法で5月の連休中に取りました。予約を取ってから3か月の待ちは長かったようで早かったです。

ありがたいことに並ばずして入館できました。

最初の部屋には階段状の椅子があり腰掛けて待っていると、前面に大画像。

サンタ・マリア・ノヴェッラの薫にまかれながら鑑賞できるということですが、う~ん!なんとなく漂っている感じがするが自分にはいまいちわからない。

それくらいがよいのではないか。

しばらくすると館内展示のプロローグ的映像、それが終了すると、自動で全部のドアが開きまして。

カッコイイ!感じで壮観。

向こうには展示室が見えてきました。

これって後で逆からも観ましたが、客がきちんと並んで「あっ!」というような顔をしながら座っていてそれも壮観でした。

イタリア館の外見が、この扉の動きとデザイン統一されていることにも気づきました。

扉を抜け場内に入りますと、100年前にイタリアから日本までを経由して飛んできた飛行機の設計図を基にして復元された飛行機の骨組みが天井付近を飾り、ザ、イタリアというべき物が広い空間に展示されていました。

ファルネーゼのアトラス像

ナポリ国立考古学博物館(収蔵番号:6374)を持ってくるなんてすごいですね。

このあと、360度周囲をまじまじと見させていただきました。

ドメニコ・ロブスティ(通称:ティントレット)伊東マンショの肖像

1980年代にヨーロッパへ渡った侍の肖像画です。

今回の展示は、この裏が見えるのがすごいと思いませんか?

ガラスに光が写りこむので、様々な角度から撮って保管しました。この写真はその一つで冒頭に「D.MANSIO」と書かれているのがかろうじてわかります。

この絵は、2016年5月17日(火)~7月10日(日)の東京国立博物館で開催された、特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」でも来日しており、当時の解説がWEBに残っていました。

伊藤マンショ肖像画の衣装は仕上げの段階で当時に流行っていたファッションになっているというのです。いろいろと事情ありの作品ということがわかりました。

そこまで調べさせてくれるポテンシャルの展示でした。

ミケランジェロの「キリスト教の復活」

ミケランジェロの「キリスト教の埋蔵」

グレゴール・ヨハン・メンデルの遺伝法則に係る発見記録ノート。

これはもう美術館ですね。

場内は凄い展示をみるかのような状態の人々でいっぱい。

彫刻家ヤーゴの「Circulatory System」はセラミック製。

それぞれの心臓は同じに見えて違うのだとか。

一つが一コマで連続してみると動く絵になるそうです。

感心なレオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティックコード」を撮ったのですが…

2枚とも、スマホを握りしめ待機していた手に💦でレンズが曇ったのかすりガラスボケした写真となりました。

これにて展示はほぼ終わり、階段を上がります。

上まで一直線の長い階段です。

途中、イタリア館の構造や天井裏が丸見えになります。

大屋根のように木造です。

屋根の強度を保つためのトラスト状部分の木材は鉄棒の筋交いでブレ止めがされています。

隙間を配線等のキャットウォークと空調用ダクトがL字に抜けています。

屋上に出てきました。

ガーデンになっていて、ドローンショーが終わったところでした。

レストランもあり、屋外テラス席もありましたが、終了時間でした。

上がったら階段を降りるわけですが、そこにも何やら垂れ下がっているし、外を出てもアートでした。

 

海外館はアートで攻めてくるところが多いですね。

今回もアートでおなかいっぱいとなり、帰ることにしました。

途中、大阪ヘルスケアパビリオン近くの大屋根リング下で光るミャクミャクを見つけました。ほかにも何体かあるそうです。