前回のつづきです。とりあえずエアコンは復旧できるものと仮定して室内機を設置しました。
取り付け予定の壁です。
取付板の仮止めとネジ穴位置決め
寸法を測ってから室内機の位置に取付板の中央上部部分ネジで仮止めしました。
今回から水平器を使うようにしました。錯覚で水平を疑うのですが、これがあると一発でわかり便利でした。
取り付け予定の部分は厚み9mmの石膏ボードでした。この場合、金属製傘型アンカーを使用するよう施工説明書には指定されています。
今回使用予定の傘型アンカーは、ボード厚9mm用で全長32mmのものです。
ということは単純に石膏ボード表面からコンクリートまで全長の32mmほどは必要。石膏ボードの裏からだと23mm以上の空間が必要です。
この部屋の石膏ボードはボンドでコンクリの下地に直付けされていますので、ボンドの部分にはアンカーが使えないことになります。
下地センサーで調査の結果、上部は傘型アンカーが使える空間がありましたが、下側はボンドだらけという状態で石膏ボード裏と下地のと間に必要な空間がなく無理でした。
さらに上方へ逃げるにも室内機上部と天井との隙間が指定以下になりますので無理です。
しょうがないので、上部金属傘型アンカー3本、下部樹脂ねじ込み式ミニアンカー4本で留めました。
結果です。
まぁ重要な上部は金属傘型アンカー3本ですし、総合の耐荷重量は十分クリアしていますので大丈夫でしょう。
アンカーも打ち終わったので、一気に室内機設置作業の終盤です。
取付板をアンカーにネジ留め完了。
配管を取り付ける場所にあわせて、壁に当たりそうなところを事前に完成形に近い状態に曲げておきました。
今までは配管を室内機に取り付けてから、徐々に曲げて位置合わせしていました。この方法ですと室内機にも変に力がかかり、壁に掛けるのも苦労しました。
今回は、配管を後で接続するようにしましたので、室内機の配管はフリーな状態で簡単に室内機を設置することができました。
取付板の上部にエアコン室内機の引っ掛け部分を掛けて、下部の爪にパチンと嵌めるだけのものなのですが、大きさ重量と見えない裏を想像しながらなので慣れていないと少しだけ難しい作業です。
配管作業にうつります。
壁穴に通した配管を、室内機の配管部分に合わせて曲げました。
配管の接続作業です。
ナイログを塗りました。ガス漏れ対策になくてはならないアイテムとなりました。
Webでプロの方の設置解説をみると当たり前に出てくるようになったアイテムです。心もとない銅菅のフレアによるカシメパッキンですから、万が一でなく百回に1回は不運にも微妙な隙間はあり得るようです。これがあると、微細な隙間は耐えてくれるようになる液状パッキンなのです。
DIYでエアコン設置する人には必須といえます。そのうち設置説明書にも必ず塗ってくださいと書かれそうです。
新入りアイテム紹介
絶大的信頼を得ているナイログはさておき、もう一つ新入りのアイテムです。
とうとうエアコン用レンチを買ってしまいました。今までは、レンタルでやり過ごしていましたが自前です。
およそ90度の角度締めという方法もありますが、これから何度か使う機会がありそうですので買いました。
ついでに、冷媒も扱うので革手袋もです。
そのおかげでサクっと室内機の配管の取り付けも完了しました。
まだ、配管のテーピングなど体裁を整える必要がありますが、室外機側と共に行いますので室内機の設置はここで一旦完了です。
お疲れさまでした。
つぎは、室外機への配管取付です。そしてガス補充作業もあるのか?
つづく。
Amazonで探してみました