夏真っ盛り、こういうときは自分で取り付けたエアコンで涼みながら、エアコン取付の練習をするっていうのもありでしょう。(これは趣味的DIYの極みかと)
最初にエアコンをDIYで取り付けた際、トルクレンチを逆に回してしまいフレアを壊してしまった経験があります。
その際にフレア加工の工具を一式揃えました。
そのときは運よく一発で納得のフレアができてしまったのですが、果たして今後も良い状態のフレアができるのか?安価な工具でも安定したフレア加工ができるか試してみました。
今回は、先日、ガス漏れで取り外した白くまくんを使ってフレア加工の練習をすることにしました。
パイプカットをマスターする
まずは、配管をカットするパイプカッターの使い方をマスターしました。
ウェブで情報を調べ、実践に移しました。
手元にある道具はSK11のPC32(価格は千円台)です。
これはエアコン配管用ではなく、汎用のパイプカッターで、刃先が両刃になっており、切断した管の両端にバリが均等にできるようです。
両刃なので切り口に傾斜ができてしまいす。片刃の場合は垂直に切れて理想の状態になるようです。傾斜部分はフレア加工した際に一番外周の外側にそのまま現れます。
このパイプカッターには簡易的なバリ取りも付属しており、単品のものに比べると時間がかかりますが、結構丈夫なので代用可能と思いました。
最初は通常通りに切り込みを入れ、最後は回す程度で自然に切れるのをまつぐらいにしてカットする方法をマスターしました。
これによりバリが少なくなりますが、完全には避けられません。
残ったバリは付属のバリ取りで慎重に取り除きました。もちろん、切りカスが管内に入らないように切り口を下向きにするなど注意しました。
かなり上達しましたが、完璧な切り口にはまだ至っておらず、フレアの内側に浅い輪ができることがあります。
この道具で何度もカットし、限界まで試せましたので、次はフレア加工に挑戦します。
フレア加工をマスターする
フレア加工の道具はAmazonで購入した無名のものです。今見てみると売っていません。
器具の面とパイプの切り口を揃えてフレアを作成すると、かなり小さなフレアができました。
それでも、1mmほどパイプの切り口を器具の面からはみ出させてフレア加工すると、R32に適した大きさのフレアができることがわかりました。
その手の指南書には0.5mmや1mm出せとか異なります。結局自分の道具ではみ出し量をいろいろ試して納得したセッティングで使うことにしました。
何度か練習した結果、本番に耐えれそうなフレアができるようになりました。
ナイログに頼ることを前提にしていますが・・・
(フレア内の縦の縞模様は反射による映り込みです)
ちなみに、5年前に、この工具二つで作ったフレアにてナイログなしで取り付けたエアコンは、ガス漏れすることなく今でもキンキンに冷やしてくれている実績があります。
一方、今回試験台になった白くまくんは、三方弁のバルブから漏れが生じていた(袋ナットを締め付けていなかったせいのよう)ものです。
この練習の成果を活かし、新たに得たツール?で白くまくんを再設置する予定です。
Amazonで探してみました
高価だけど、これなら容易に綺麗にできるかな