クランクケースのネジとキックのシールが届きました。
このモンキーのエンジンは3速遠心クラッチです。マニュアルクラッチではありません。
エンジンの中はピカピカでした。
クラッチ付近や、隙間から見えるコンロッドの一部などオイル焼けや、やれた感じがほとんどありません。オイル管理が良いのか新品に見えます。
ついでにオイルフィルターを外したところ、結構綺麗で、少し隅の方に繊維状のものが引っ掛かっている程度でしたので清掃して戻しました。
綺麗すぎて違和感。
ネジの位置は記録していました。
ここは、M6 40mm 6本 と M6 65mm 2本が必要です。
部品リストをみると年式により長さが違うので注意します。
ネジ頭の潰れだけでなく、このとおり錆びてますからね。
「またいつか外すときが来るでしょう。」
そのため、新しく買ったデイトナのネジは、激しい固着さえしなければ緩めやすい六角レンチ対応のものです。
ステンレス製のネジはかじると撤去が大変ということで、固着防止にアルミグリスを用意しました。
早速組み上げます。
リテーナー・クラッチボールというボールの付いた部品とバネは、垂直の状態で落ちてしまいます。
万能グリースを粘着剤代わりに使ってみたところ・・・
使
んっ、
落ちません、引っ付いたままです!
バネもくっつけて、
ガスケットを準備しました。
このガスケットセットですが、腰上をダックスに使った余りです。腰下は全部残っていたので使います。
これでスムーズにカバーを付け終わりました。
改めて部品リストを眺めておりました。
すると見つけてしまいました。
※下図は正常なパーツ順(パーツリストより引用)
この図と以前の写真を見比べてください。
7のバネの位置が違います。
嵌めるときにバネの作用が意味ないようで不思議だったのです。
ということは、10のリテーナー・クラッチボールも表裏逆です。
開けた時と同じ位置で取り付けたのですが図と違いました。
開けた直後と同じ位置て取り付けることで、アームに付けられた傷の位置からからも表裏逆に付いていたことが分かります。しかもバネの位置も違いました。
ちなみに、この正常でない組み方でもギアチェンジができました。
でも、しっくり感がないです。
息子がクラッチ調整をしてみようかと思うほど、ギアチェンジの違和感を感じていたのは正解でした。
少し前に「またいつか外すときが来るでしょう。」と思いつつ閉めたケース。
予想したとおり、あっという間にやってきました!
開けるためのネジに変えておいて正解でした。
作業性が凄く良いです。
カバーのネジを外す、開けて部品を嵌めなおす、カバーを閉めるまでわずか10分で終えました\(^o^)/
リテーナー・クラッチボールとバネを正常と思われる位置関係で収めた絵です。
ギアチェンジがしっくりガチャガチャと切り替わるようになりました。
あとは、キックのシールゴムをはめ込み完成です。
もとは純正13.7x24x5が付いていたのですが、パーツリストをみると13.8x24x5のようです。
純正はすぐに入手できなかったので、キタコの互換品にしておきました。
これでもシールと軸の間はキツキツな感じでした。
手でタイヤを回してペダルを押してギアチェンジさせてみる感じ、ニュートラル、1速、2速、3速、逆に押すとシフトダウンしてニュートラルまで戻ってきました。
走ってみるまで実際のところわかりませんが一応完了です。
この作業のついでに、フロントスプロケットギアを12Tから14Tにしてみようと思います。
Amazonで探してみました
今回の部分にはピッタリでしたが、後日ブログに掲載するよう注意が必要
かじり防止
キックのシール