八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

ホンダ ダックス ST50:カーボン噛み清掃後

清掃後、ヘッドを無事組み上げました。

ガスケットは、サードパーティー製の新品に交換。

2種類のゴム部分も一つはふにゃふにゃになっていたので両方とも新品です。

とりあえずトルク管理しながら締め上げていきました。

ヘッドの4本ナットは、やはりというかスタットボルトが長く伸びていて、ヘッドからの突き出しが長く既存のナットでは締め付けできません。

仕方なく少し長めのナットで締め付けています。

組み上げて点検すると、カムチェーンがズレているのを発見。

下の写真は上支点のはずなのに、チェーンスプロケットの○印が支持位置から一コマズレています。

印をつけて管理していたはずですので合うはずですが、フライホイール側でも一コマズレてしまったのでしょうかね。

分解時に印をつけておくと、組み直し時に状況がわかり易いですね。

組み直して修正しました。

一応圧縮を計っておきます。

あれれ、600kPaしかありません。

んっ!測り方間違えていました。

アクセルオフの状態で測っていました。開けておかなければエアが入りませんですからね。

アクセルを開けた状態でキックして測り直しますと、950kPaです。

少な目ですが、エンジンはかかるはずです。

整備をしながら、ついでに塗装もして美観アップもしました。

ヘッドカムのキャップをモノタロウの耐熱シルバー色で、シリンダーブロックはシビックを乗っていたうん十年前のホルツ耐熱マッドブラック色がガレージから出てきたのでそれを吹いておきました。

ヘッドがまだボロ感ありますが他が化粧直しされたので少しマシになりました。

ドキドキの始動。

一発始動しました。

やはりカーボン噛みだったのですね。

しかし、ボコボコでスピードが出ません。

メインジェットの替えがないので、ジェットニードルの留め具位置を一番上の段にして、燃料を抑制するようにしました。

さらに一時的にエアフィルターレスにして走ってみたところ、ある程度スムーズですがスピードは出ません。

吸気側がキャブレターより全開放なので、トルクもなく音も煩い。

これでは無理なので、90年代カブの最終キャブと思われる予備としていたキャブレターに交換。

カブ用のため、コックがマフラー側に来て操作時危険です。

試しということで。

実は元々ヤフオクで入手したときに付いていたキャブレターでもあります。

これで走ると、ある程度調子が良い感じ。

2kmほど走ってみた後のプラグの状態は被り気味。

う~む。

それでも良いスピードが出て気持ちいので走っていました。

坂もとりあえず上ります。

アクセルワークは思いっきりできました。

ある程度行けそうなので、いつもの海辺へ行ってみました。

しかし!

走りだしてからの距離20kmをすぎたところで、だんだんとパワー感が無くなってきて、たまにパン!

またあの症状が出始めました。

とりあえず海岸にたどり着いたところで必死の写真。

そのまま直行で帰路へ。

家にたどり数百メートルのところで、アクセルを開けようとするとパンパン。

エンストして始動しなくなりました。

プラグをみると真っ黒け。

暗黒漂うプラグ先(;^ω^)

これは、エンストしても無理無い!

結局濃かったのね。たぶん。

カブ用のキャブレターなので、メイン、スロージェットともに交換できるから燃調を楽しめそう。

この車種用キャブレターで無いので、燃調狂うの当たり前だし。

少しずつ、このダックスの不具合を潰していきます。

つづく