スーパーカブ50 SDX 「瀬戸から来たの」は、昨年12月の寒いときに復活メンテナンスをしました。そのときからタンク内の錆取りが必要と判断していたものです。
先日のタイヤ交換以外にまだ整備するところがありました。
とりあえず燃料フィルターで騙しだまし乗っていたのですが、最近不意のエンストが増えたとのこと。
そのフィルターには、何やら固形物が沈んでいます。
タンクの中を覗くと、こんな具合です。
給油口も錆の破片で詰まり始めていました。
ダメですね。
タンクを車体から外すして洗浄することにしました。
タンク内の燃料は空にしておきました。
角目カブなので燃料計の計測器があります。
この部品は以前にガソリン漏れがあったのでパッキン部分を変えたところです。
周りは茶色い錆でなく漏れ出したガソリン焼けです。
燃料計が付いたままですとタンクを外せませんので、外して横にぶら下げておきます。
タンクを固定しているボルトは4本。
シートを固定しているタンク側のボルト2本とリアキャリア側のボルト2本です。
これらを緩めて抜き取るとタンクを浮かせることができます。
リアキャリアがある状態で外すには少しコツが要ります。
タンクのフロント側を少し浮かせて前方へずらす。
リアの出っ張りをリアキャリアのクラブバーと荷台の間まで浮かせて突っ込ませた状態にする。
タンクのフロントを持ち上げて車体から抜き取るのですが、隙間で燃料ホースを外す必要があります。
交換前提なら切り取るのが簡単です。
事前に燃料ホースのキャブレター側を抜いて車体の中に押し込んでおくのもありです。
今回は交換前提でしたので切断しました。
一度使った花咲かGが余っていたので、それを入れて5日間漬け込みました。
漬け込んだ後の廃液が右側の黒い液体。
結果です。
一部錆が残っていました。
水洗いすると、そこだけが弾く状態です。
これは洗いが足りませんでいたねぇ。
やはりJOY(台所用洗剤)の出番か。
液体せっけんで洗ったのですが、油落ちが足りなかったようです。
JOYで数回洗うと、弾いていた場所も水がのっぺり乗るようになりました。
この状態で新しい花咲かGを作り漬け込みました。
2日後確認すると、弾いていた場所も反応が進み灰色になっていました。
これで花咲かGは終わりです。
水洗いして、リンス用の花咲かGを入れてゆすぎ、そのままドライヤーで乾かしました。
ほか、タンクの外装も部分的に錆が来ている部分をケレンしてタッチアップ塗装しておきました。
ガソリン焼けしている部分は本格的に塗装剥がしや再塗装をしなければならないため先延ばしです。
とりあえず、そのまま上からクリア色を吹いてコートしておきました。
いいのか?
時が刻めばわかること。
タンク取り付け時に燃料ホースとキタコの燃料フィルターは新品に取り替えました。
余裕をもたせて60~70cmあれば、フィルターなどで短い部分を作るなどしても足ります。
古いホースを抜き取り、同じ車体の穴から新しいホースを通しておきます。
タンクが無ければ、手探りで穴の付近まで届きますので問題ないです。
抜き取った古いホースの中はサビがこびりついて錆片も出てきたので、交換して正解でした。
これで燃料系もバッチリ。安心して乗れます。
スーパーカブ50 SDX 「瀬戸から来たの」は、7641km。
エンジンの調子は最高です。
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うちのカブには最適でした