八百万の森

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不動車 ホンダ ダックス のエンジンがかかるのか?仮復旧するために急ぐ箇所

今日は奈良カブミーティング2022、行きたかったのだがあいにく雨で断念・・・

カブがダメなら、こっちがあるさ。

ヤフオクで買った不動車バイク ホンダ ダックス50 の公道復活を目指しての作業続きです。

みがきと平行して取り掛かり始めたのは、アクセルとクラッチの固着解除。

両方とも完全固着でないが、動きが渋くバネの力では戻る感じがしない状態。

アクセルに関しては

ワイヤーが固着しているのではないかと想定。

ワイヤーに注油することにしました。

そのためには、アクセルグリップを外して分解する必要があります。

(事前YouTubeでダックスを整備する動画で学習済み)

グリップは、ゴムを滑らすため、その威力を経験上良く知るシリコーンオイルを染み込ませて、引っ張っていくと、少しずつズレてきて、最後はスポッと抜けました。

内側下に見えるネジを外すと、内側の金属筒も抜け、アクセルワイヤーの端にアクセスできます。

アクセルワイヤーを外し、潤滑油の注入を行いました。

先日スーパーカブ50SDX(瀬戸)で行った方法です。

当然、ベルハンマーゴールドを使いました。(何にでもベルハンマー)

  • 角を切った袋を通し、タイラップで隙間から漏れないよう締めておく。
  • この袋に潤滑油を、ある程度貯めておきます。
  • 潤滑油がワイヤーの隙間に泡立てながら入っていきます。

  • 反対側からも出てき始めましたのでオイル注入完了。

これで元に戻します。

アクセルのスリーブ部分は、少量グリースを塗っておきました。

タミヤのフッ素グリース(少量で良いと思ったらこの選択肢しかなかった)

オーバーホールしたキャブレターに接続して、アクセルを回すと、スルッと動き、放せばカツンと戻るようになりました。

ちなみに、アクセルワイヤーのテーピングの謎をほどいてみます。

・・・解けました。

ワイヤーキャップがないから、ズレを防止したかったわけですね。

でも、今のところテーピングが無くてもキツキツなので大丈夫のようです。

アクセルの固着は解除OKです。

クラッチの方も

このバイクはキックスタートですが、クランクシャフトでなく、一つ減速した2次側にキックが付いているので、クラッチが機能しないとかかりません。現状はやや半クラ状態で固着しているので、キックしても若干空回りします。

このせいで最初はエンジンが圧縮抜けしてダメなのかと思いました。

原因は、エンジン側のクラッチレバー軸に滑りと防水のためグリスが塗られており、経年で固着するといわれています。

そのクラッチのレバーを動かしても、固く、バネで戻る様子もジワーとゆっくりでしか動きません。しかも、全域可動している感じでもないです。

そこで、円盤状のカバーを開けて軸を外そうと思いましたが、ロックピンが固着して外れないので、とりあえずの固着グリス融解方法として、ベルハンマーゴールドを毎日少しずつ吹き込み、グリスを溶かす方法をとりました。

すると、だんだん動く範囲が増え、最後はスルスルと全体的に動作が可能となりました。

ハンドル側のクラッチレバーも外し、クラッチワイヤーにも少しだけ注油しましたので、さらにスルスルになりました。

クラッチの固着も解除OKです。

これで、エンジン操作に支障をきたすものはなくなりました。

ガソリンホースを仮接続し操作チェック!

さぁ、どうなるのでしょうか・・・

エンジンキーをオン。

キックペダルをキックすると、ぶるる、

んっ!

もう一回キック

ぶるるるる~

かかりました。

アクセルを吹かすとリアルにエンジンがヴォーオンブルブルブル♪とふけ上がりました。

そして、アイドリングも良い感じです。

屋内でしたので、換気扇全開にしながら、ほんの少しだけの間でしたが、動作確認には十分。

力強いエンジンの鼓動でした。

エンジンが問題ないことが分かりましたので、気合を入れてレストアができます(;^ω^)