前回からのつづき、既に一番ひどい部分(左手の方)の削れて欠けていた部分が再生されています。
もとは次の画像のようになし崩し的に樹脂板が貼られたドア枠の下部分でした。
ネジ止めまでされている始末、この樹脂板を外したのが先のボロボロ状態の画像でした。
それをパテ埋めしてみた。
今回からパテにコニシボンド ウッドエポキシ を使ってみたかったので、先にひどい部分だけ試してみたわけです。
以前は数分硬化タイプを使っていましたが、ウッドエポキシの方はもう少しゆっくりと固まっていくため作業時間がかかりそうなときは良い選択のようです。
(2018年12月6日 ブログ参照のこと→ブログ内検索<敷居を修理>で検索)
ただ乾くまで丸1日、さらにその後も硬化するので、それ以上置いた方が良いみたいです。乾くまでは半分ふにゃとした感じで基材との接着度も弱いので完全に固まるまで待たないと次の加工はできません。
固まるとカチカチでやすり掛けなど加工ができます。強度は十分のようです。
試した結果はこのとおりエッジ部分などが綺麗に仕上がりましたので、のこりの部分もパテ盛りして成形しました。
この作業でのパテ盛りの方法です。
最終的な形より大きくなるよう少し多めに盛ります。
あとで成形するので、多めならガタガタボロボロに盛っても大丈夫です。
数日後、よく固まってから、いつものごとくNTドレッサーの大粗目・平面で削ります。
この道具だと快適に削れます。
平面状態に削る場合は特に他との均衡を保つように綺麗に平らにできます。
この道具で削った後は、そのままでも使えそうですが刃の削り筋が入る場合があるので、一応180番ぐらいのペーパーやすりでさらに均して。
はい、成形完成、そして塗装中!
この塗装の場合、少しゴム質に仕上がるのでビローンと剥がれないよう、すべてに ミッチャクロン を塗布してから塗っています。
塗装メモ(今回のような場合)
- 塗る部分を全体的に軽く180番でやすり掛けして
- 掃除機をかけて削り粉を取って
- (たまたま手指消毒用に70度強に薄めておいた)アルコールで脱脂拭き取りして
- ミッチャクロンして
- 塗装
塗装は足で踏む場所は4回以上塗り重ねています。
これで白い枠は塗り終わりましたので、次はブラウン色の枠を作業します。
つづく