ポンコツ吊り棚の復旧作業です。
3つの収納スペースが横に並んだ吊り棚ですが、向かって右側の収納スペースの扉がありません。
この棚の機能修復を行いたいと思います。
想像です→(多分、壁際に置いた背の高い収納家具と干渉するので扉を取って、どこかに投げてしまったのかと。)
その証拠に、扉の1枚は廊下のPSスペースに投げてありました。
吹き込みの雨などで半野外同然のところでしたので、金具は錆錆で使えませんから外して捨てました。
扉自体は汚れを拭き取ると綺麗になったので使います。それでも片方の扉がありませんから、前回ブログの通り、楽天の DIY 木材 センター で新たな板を調達しました。
今日はそれを加工していきます。
もともとはオーダーメイドの棚板として売られているもので扉用ではありません。しかしきれいな加工精度と素材の良さのため、蝶番さえつければ扉にも流用できると判断しました。
カップ穴35mm半カブセのスライド丁番を使うため、他の扉の丁番に合わせた位置で穴を作成します。
ドリルの刃先はボアピットを使用しました。
これは少し揺さぶりながら彫るのがコツらしいです。それでも安易な充電ドリルでは、なかなか彫り進めることができません。
1つ彫って大体バッテリーが切れ、充電60分後、さらにもう一つの穴も彫るという調子です。
穴の位置は板の端から5mmのところにカップ穴の端がくる感じで、他の扉とも同様となり丁度良いみたいです。(扉の左右位置に影響するので説明書とにらめっこです)
ボアビットの中心に位置決めするための刃先があるのですが、大雑把なものなので、先に2mmのドリルでパイロット的な穴をあけました。貫通させてはいけないので、これ以上深くまで開けてはいけないための目印の養生テープを貼っておきました。
穴あけ完了がこれです。上手くいくものですねぇ。
スライド丁番は、コロナの影響で外出を避け通販でスガツネ工業【LAMP】のNew製品を購入済でしたが、緊急事態宣言が解除になり、ホームセンターに行ってみると古い金具に似たタイプのものがあり、扉側のネジ穴はまったく同じ位置でしたので、それに変更することにしました。
ツリガネは良すぎて他の扉との機構が異なることになるのでやめました。
やはり、現物を見る方がベストですね。特に現状復旧なDIYとなると以前の物を持って行って現物合わせした方が早くて確実です。店になければ通販という感じかなぁ。
アイワ金属の1055C ヘティヒ スライド丁番 35mm 半かぶせ キャッチ付 昔からあるタイプの一つです。
箱側のキャッチの方も取り付け準備をします。
以前の金具は合いませんので取り外しました。
ネジ穴はパテで埋めました。
キャッチのネジ位置が板の手前端から37mm奥に位置決めするとなっています。
測ってキャッチの金具を固定、さっそく扉を設置してみました。
完璧です!
ここまで出来たら、微修正。
この棚の下板が外れかかっていたのを、内側からL字金具で補強されていました。
押したので隙間がだいぶなくなった後の状態ですが、中のダボが横から見えている状態です。
このままでは不細工であまり強度を保てませんので、下板の外から縦板に向け直径4mm長さ40mmの皿木ネジで締め付けることにしました。
再び位置決めとパイロット的に2mmの穴を棚の下側からネジの長さ分ドリドリる。
横板部分の穴にネジが噛んでは締め付ける力が働きませんので、ネジがスルッと入るよう横板部分の厚みだけ4mm直径のネジに対し5mmの穴をあけ、皿木ネジを差し込み締め付けました。
バッチリ隙間がなくなり固定されました。引っ張ってもびくともしません!
あとは黄ばんだPC取っ手(ポッキー取っ手)を一つ新品の白色に交換してみました。他の扉分もありますので次回にします。
これで今回目標とした吊り棚の機能的修復が完了しました。
扉が新旧色違いです。さらに例外にもれずこの棚も両面テープの呪いがかかっていますので綺麗にして、次の作業目標、ダイノックシートを貼って外見も美化することになります。
その作業は後日、それまで吊り棚の作業はお休みです。