八百万の森

やおよろずのもり キャンプ☆DIY☆いろいろ

朽ちていく尾道の一軒家:<理由>

ここ何年か毎年、尾道に出向き、坂の中腹にある古民家を借りて観光することが多くなりました。

坂道を歩き回っているうち1軒の空き家が気になり、登記簿謄本を取ってみました。

その結果、未登記物件でした。

私が気が付いた5年前からずっと空き家です。登記さえしてもらえれば売ったり譲渡したりできるのに、だから放置のままなんですね。

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(尾道で朽ちていく空き家の一例)

主がなくなり、相続も儘ならないといった家が増えているのでしょう。

今なら私のへっぽこDIYでも修復できる範疇のようですが、、ほんとうにもったいない、復活の妄想が膨らんできていたのにね。。

尾道にはこうした物件が多数あります。

平成27年5月26日に完全施行された「空家対策特別措置法」により、手入れなく放置された不動産に罰金や行政代執行ができることになりましたが、それでも所有者または相続人に連絡がとれないと時間がかかるでしょうね。また接道義務がとれない敷地であるため、空地になると再び建物を建てることができず宅地価値はありません。これでは売却しようにもできませんから空地のままです。

尾道市の政策を知りえませんが、4m以上の道路を計画して整備しようにも、この坂道の路地と地域猫尾道の魅力で観光資源でもあるのです。

「空家対策特別措置法」を迅速に適用し手続きを進め、本当に手も付けられない状態になる前に空き家を修繕して使える人に渡せるようにできないのだろうか?・・そんな物好きは多くないか?

・・・と妄想がつづくのでした。

ずっと空き家で、入手して修繕したくとも、どうにもできない物件でした。